其の十七 官渡の戦い
┏(o・v・o)┛
「いよいよ、二大勢力がぶつかります。袁紹は圧倒的な兵力に頼み、作戦ガンガンいこうぜ」
(´・ω・`)袁紹
「なんだ。悩む必要なかった。曹操弱し! このまま都に攻め込んじゃえ」
(`・ω・´) 曹操
「うーん。袁紹強し。ここは一旦退いて、都で迎え撃ったほうがいいのかも……。都にいる荀彧に相談しよう」
( ̄ー ̄ )荀彧
「おやおや。殿は随分弱気ですね。弱虫毛虫。挟んで捨てろとはまさにこのこと!」
(`・ω・´) 曹操
「荀彧からメールの返信だ。さっそく検めよう」
( ̄ー ̄ )荀彧
「殿は至弱で至強に当たろうとしているのですから弱気になるのは当然です。しかし袁紹の用兵恐れるに足りず。それは殿がよく知っておられるのでは? ましてや我々には天子奉戴という大義がございます」
(`・ω・´) 曹操
「あん! 憎いことを言ってくれる! そうだ。袁紹恐れるに足りず!」
(´・ω・`)袁紹
「砦にこもられちゃぁやりにくい。地下道を掘って攻めよう。じわりじわりと命が削られる音に怯えるがよい!」
(`・ω・´) 曹操
「なに? 穴攻だと? バッカでー。おい。こっちも穴を掘ってやれ。そしたら川から水を引くんだ」
(´・ω・`)袁紹
「あん! 水を入れられちゃぁ、全員溺れ死ぬじゃない。作戦失敗!」
(´・ω・`)袁紹
「そうだ。物見櫓から矢を射かければいい。砦よりも高いヤツ。見下ろされて死ねぇ!」
(`・ω・´) 曹操
「劉曄。例のものを」
( ̄ー ̄ )劉曄
「アイアイサー!」
┏(o・v・o)┛
「それは投石車でした。大きな石が物見櫓にぶちあたり、櫓戦法敗れたり!」
(´・ω・`)袁紹
「くそう! なんで? なんで勝てないの? 分かった。部下のせいだ。部下が全然ダメな連中だから!」
( ̄ー ̄ )許攸
「ダメだこいつ。曹操どのは旧知だし裏切ろう」
┏(o・v・o)┛
「許攸が曹操陣営に行くと、曹操は喜んで迎えました」
(`・ω・´) 曹操
「君が来てくれれば、袁紹は敗北したも同然だ」
( ̄ー ̄ )許攸
「実は手みやげを持って来ました」
(`・ω・´) 曹操
「それってナニ?」
( ̄ー ̄ )許攸
「実は、烏巣に兵糧が山と積まれております。そして守備が手薄。ここを攻めれば袁紹軍瓦解同然」
(`・ω・´) 曹操
「いいこと聞いた! 聞いちゃった!」
┏(o・v・o)┛
「袁紹の元に急報が届きました。烏巣方面に火が上がっているとのことでした」
(´・ω・`)袁紹
「ま、まさか烏巣が!? そ、曹操の計略か!?」
(`・ω・´) 曹操
「袁紹、聞こえていたらこの乱世を呪うがいい。」
(`・ω・´) 曹操
「君はいい友人であったが、乱世がいけないのだよ。フフフフッ。ハッハッハッハッ!」
(´・ω・`)袁紹
「曹操ーーーッ! 謀ったな! 謀ったな! 曹操ゥーーーッ! ウォーーーッ!! 袁一族に栄光あれーーーッ!」
┏(o・v・o)┛
「こうして袁紹は滅びました。曹操はその勢いで異民族の烏桓を滅ぼし、袁一族を追いつめました。袁紹の息子の袁煕・袁尚は公孫康を頼って逃げました」
( ̄ー ̄ )公孫康
「曹操様。袁煕・袁尚を捕えて首を斬りました。どうぞお受け取り下さい」
(`・ω・´) 曹操
「OK! これにて袁紹軍壊滅! 後方は安全地帯。じゃ、南を片付けますか」
(`・∀・´)曹丕
「ちなみに、ボクは操パパの息子ですがこの戦で袁煕の甄氏というゲロマブい奥さんをゲットしました!」
┏(o・v・o)┛
「大勢力になった、曹操。劉辟を頼った劉備を攻めます」
( ̄∇ ̄ )劉備
「ヤバ! マジヤッバ! 荊州の劉表どのを頼って逃げよう」
( ̄▲ ̄ )( ̄∇ ̄メ )
「アラサラサッホーイ!」




