其の十六 呉国の暗雲
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「劉備と関羽は合流しました。劉備一家がまた勢揃いです」
( ̄∇ ̄ )劉備
「やっと義兄弟と会えた! 嬉しさ爆発!」
( ̄∇ ̄メ )張飛
「えーんえんえん」
( ̄▲ ̄ )関羽
「おーいおいおい」
( ̄∇ ̄ )劉備
「ところで袁紹の元にいては危険がアブい。うまいこといって逃げよう」
( ̄▲ ̄ )関羽
「ナイス!」
( ̄∇ ̄ )劉備
「袁紹さン! めっちゃいいアイデアを思いつきました! 荊州の劉表どのに曹操の本拠地である許昌を突かせるのです。北と南から挟み撃ち。さぁ、どうです」
(´・ω・`)袁紹
「いいこというね! そうしよう」
( ̄∇ ̄ )劉備
「並みいる先輩方を差し置きまして僭越ではございますが、私劉備が彼の説得に行きたいと思います」
(´・ω・`)袁紹
「なるほど〜。キミもこの袁紹軍での弱い立場を分かってか! エライ! 感動した!」
( ̄∇ ̄ )劉備
「それでは行って参ります」
( ̄∇ ̄ )劉備
「イシシ。ちょろい。世の中楽勝。とりあえず汝南の劉辟どのを頼ろう」
( ̄▲ ̄ )関羽
「兄者の行くところなら天地の果てまでも!」
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「途中、道で浪人が寝ているとの報告。部下の裴元紹が斬り殺されたということでした。それほどの豪傑なら刃を交えてみたいと関羽が行ってみると果たして」
( ̄▲ ̄ )関羽
「ぬぅ! おぬしは趙雲ではないか!」
(´∀`*)趙雲
「あ! 関羽さン!」
( ̄▲ ̄ )関羽
「こいつ。兄者の家来を殺しやがって。バツとしてお前が代わりに入れ」
(´∀`*)趙雲
「ああん! イヤン! さらわれるゥ!」
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「こうしてまた一人豪傑が劉備の元に集まったのでした。一方、呉の孫策はといいますと」
(`‿´ )孫策
「ランランラン。狩りは楽しいなぁ」
( ̄ー ̄ )( ̄ー ̄ )( ̄ー ̄ )
「我々は暗殺者です。お命頂戴!」
(`‿´ )孫策
「あ・い・た!」
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「暗殺者は撃退したものの、キズを負ってしまった孫策は床に伏しました」
(。 ◕‿◕。)大喬
「あたしゃ、孫策の妻の大喬ちゃんよ! ねぇ、あーた大丈夫?」
(`‿´ )孫策
「こんなのへっちゃらさ!」
(。 ◕‿◕。)大喬
「今、城下に于吉仙人が来てるのよ。見てもらったら?」
(`‿´ )孫策
「はぁ? ここに連れてこい!」
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「果たして、于吉仙人は孫策の前に引き出されました」
(`‿´ )孫策
「お主、邪教を広めて国を滅ぼそうとしてるな! ゆるせん!」
(・┏┓・)張昭
「おだやかじゃない」
( ¯꒳¯ )于吉
「そんな気毛頭ないサ。人々に幸福になってもらいたい。そんな気持ちなだけサ」
(`‿´ )孫策
「許せん。良民が宗教に傾倒したら政治はどうなる? こいつを殺せ!」
(・┏┓・)張昭
「どうか落ち着いて。そうだ。最近国は日照り気味。于神仙に雨乞いしていただいたら?」
(`‿´ )孫策
「なるほど。いいアイデアだ。雨は天からの恵み。きさまから恵まれるものではないからな。雨が降らなかったら殺す! いいな!」
( ¯꒳¯ )于吉
「雨よぉーー降りゃぁぁぁーーーー!!!」
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「たちまち空はかき曇り、ポツリポツリと雨が降りだしたかと思うと、ドウドウと大雨に変わりました」
( ¯꒳¯ )于吉
「オッケーー! 雨よ止みゃぁーーー!!」
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「おそろしい仙人の術。一喝すると雨はピタリと止みました」
(`‿´ )孫策
「……こやつを殺せ」
(・┏┓・)張昭
「ぜんぜん腑に落ちない」
(`‿´ )孫策
「雨は当然の恵み! これを仙人の力だと良民が思ったらますます国が乱れる! お前ができないならオレがやるまでだ!」
( ¯꒳¯ )于吉
「キャーー!」
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「その晩から孫策はうなされるようになりました。みな、仙人の呪いだと思いました。暗殺のキズも思わしくなくそのまま亡くなってしまいました」
(`‿´ )孫策
「ぽっくり(死)。……光が見える。あれは天国の扉……! ありがとう。ありがとう」
( ˙灬˙ )孫権
「兄の後を継いでボクが19歳で君主になった孫権です。どうぞよろしく!」




