其の十五 関羽千里行
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「関羽が劉備より手紙を受け取った頃、曹操も袁紹の元に劉備がいることを知るのでした」
(｀・ω・´) 曹操
「くぬぅ。劉備くんの死に損ないめ。これじゃ関羽が出て行ってしまう。そうだ！ 律儀な関羽のことだ。ボクに会えなかったらずっといるんじゃないのかしら？ 居留守を使っちゃえ！ さすが治世の能臣、乱世の姦雄です」
(￣▲￣ )関羽
「さてさて、曹操殿に暇乞いをするかって、留守か……。残念無念」
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「関羽は何度か曹操の元に訪れましたがその度に留守。恩がある曹操に暇乞いをしたかったのですが、いつまでも長居はできません。心残りですが劉備夫人を連れて旅立ちました」
(｀・ω・´) 曹操
「なんと！ 関羽が旅立ったって？ くそう。もっと気持ち良く送ってやれば良かった。いやさ。まだ間に合う！ 関羽を追おう！」
(｀・ω・´) 曹操
「関羽ゥーッ！ キミが好きなんだ！ だから手放したくなくて居留守をしていたんだ！ 許してくれ！ 贈り物を受け取ってくれ！」
(￣▲￣ )関羽
「ありがたく、頂戴致します。さらばでござる！ 曹操どの！」
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「関羽は曹操からの贈り物である衣を馬から下りずに武器に引っ掛けて受け取って去って行きました」
(￣ー￣ )家臣
「なんたる無礼！ 殿からの賜り物を刀で受けるとは！」
(｀・ω・´) 曹操
「……いいんだ。警戒されても仕方がない。だから……これでいいんだ……」
(￣ー￣ )家臣
「殿…………」
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「人を殺す曹操。人を愛する曹操。一体どちらが本当の曹操なのでしょう？ それはどちらも本物。それが曹操なのです」
(￣▲￣ )関羽
「さてさて、関所があるぞ。東嶺関か。ごめんください。通して下さい」
(￣ー￣ )孔秀
「手形はあるのかな？ 愚か者！ 立ち去れい！」
／
閃
／
(￣▲￣ )関羽
「南無阿弥陀仏」
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「つづきまして」
(￣▲￣ )関羽
「ふむここは洛陽か。サイトシーン。通して下さい」
(￣ー￣ )韓福
「キミが本当の旅行者なら何か印があるはず。 出直して参れ！」
／
閃
／
(￣▲￣ )関羽
「諸行無常」
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「そしてぇーーーっ！」
(￣▲￣ )関羽
「三番目は沂水関ね。お寺が有名らしい」
(￣ー￣ )卞喜
「あなたは私の蜘蛛の巣にかかった毒虫。残るは死だけ……。 流星槌！」
／
閃
／
(￣▲￣ )関羽
「これが人間兵器の力さ！」
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「さらにぃーーーっ！！」
(￣▲￣ )関羽
「うーん。道に迷ったかな？ あそこは滎陽か」
(￣ー￣ )王植
「さすがの関羽も謀略には叶うまい。優しい振りをして宿に泊めてやった。あとは火を放つのみ」
(￣ー￣ )－－－謀略中……－－－
(￣ー￣ )王植
「……失敗。関羽に見つかった」
／
閃
／
(￣▲￣ )関羽
「次に死にたいヤツ前に出ろ！」
(￣ー￣ )秦琪
「黄河の河口を守る秦琪でっす！」
／
閃
／
(￣▲￣ )関羽
「そうですか」
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「こうして関羽は関所破りを繰り返し、曹操の将を数人斬りました」
(￣▲￣ )関羽
「なんだ？ このプレッシャーは！」
(●＿○ )夏侯惇
「やっと追いついたぞ！ この関所破りめ！ 関羽！ お前は戦いの意思を生む源だ！ 生かしてはおけない！」
(￣▲￣ )関羽
「そういうオヌシはカコウジュン」
(●＿○ )夏侯惇
「……いいか？ 私はカコウトンというのだッ！ 二度と間違えるなッ！ カコウジュンでも風吹ジュンでもないッ！！」
(￣▲￣ )関羽
「……スマンね」
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「関羽と夏侯惇の衝突！ 肉と肉との肉弾戦！」
(￣ー￣ )張遼
「曹操さまがケンカはやめろってさ」
(●＿○ )夏侯惇
「殿の命令なら仕方ない」
(￣▲￣ )関羽
「じゃ、サラバ！」
(￣∇￣メ )張飛
「そんな時、ボクは合流したのでした」
(￣ー￣ )周倉
「ボクは配下に加えていただきました」
(￣ー￣ )関平
「ボクは養子になりました」
