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お小遣いを稼ごう!

こんばんわ、ハヅキ イツカです。


連載小説になりますが、

全5話という気楽に読める小説を書きました。


可愛い姉妹が活躍しますので、よろしくお願いします!

『ルナリアー、朝だから起きなさいー』

『んー・・・』


ママに身体を揺らされて目覚めると、

心地が良い日差しが窓から入っていました。


うん、今日の天気は快晴ね。


目覚めには丁度良い朝ですが、

少しだけ眠たかったので目を擦りながらベッドから起き上がりました。


『おはよー、ママ・・・』

『うん、おはよう。ルナリア』


まだ頭がぼっーとしますが、ママからの一言で眠気が覚めました。


『今日からギルド会場に行くんでしょう? 早く起こしちゃったけど大丈夫?』

『そうだった!!』


私はベッドから急いで飛び降り、妹が起きたか確認をしました。


『フェルはもう起きた?』

『まだ寝てるわよ』

『じゃあ起こしてくる!!』


私は妹が寝ている部屋に入り、

布団を被っている妹の上に乗って起こさせました。


『フェルー、起きて朝だよー! 今日からギルド会場に行くよー!!』

『んー・・・おはよーお姉ちゃん・・・』


身体を揺らされて目が覚めると、お姉ちゃんが私の上に跨っていた。

ネグリジェを着て前かがみになっているから胸元が開いている。


私が女だからいいものの、男だったら襲ってしまう程のシチュエーション。

お姉ちゃんはいつも無防備だから心配です。


少しだけ顔が赤くなっていると、お姉ちゃんに風邪と疑われたので誤魔化した。


『そう? ならいいけど、私も今着替えるからフェルも早めに着付けしてよねー』


可愛い妹のケモノミミと尻尾をもふもふしたかっけど、

今は急がないと駄目なので我慢し、

妹の部屋を出て着替えをしました。


ネグリジェを脱ぎ、蝶の刺繍が入っている白い下着を身に着け、

その上に清楚なワンピースに着替えて準備完了です。


胸元には十字架の刺繍があり、とても可愛いのでお気に入りの服です。ちなみにパパが買ってくれました。


着付けが終わると、丁度妹も出てきました。


『着替えたよー』


振り向いて見ると、妹は私の服とは対照的に動きやすそうな格好をしていました。

上着は黒いノースリーブシャツを着ていて、デニムのホットパンツを履いています。


腰辺りから生えている黒色の尻尾も出ていて、尚且つ健康的で可愛いらしいです。

うん、さすが私の妹は可愛いなー。


着替えを済ましたので二人でリビングに顔を出すと、

ママがサンドイッチを作って待っていました。


『わーサンドイッチだぁ!』

『やった!』


ママが作るサンドイッチはとても美味しいので嬉しい限り! 二人で喜んでいたらママも微笑んでいました。


『ふふ、栄養を付ける為にいっぱい食べなさいよ? 今日はモンスター退治をするんだったらね』


『『はーい!!』』


それぞれがテーブルの席に座り、ママがパパを起こして帰って来ました。


『皆、おはよー・・・』

『おはよう、パパ!』

『おはよう!』


とても眠たそうにしていたパパだけど、サンドイッチを見た瞬間に目が冴え、直ぐにテーブルの席に座りました。


家族全員が集まり、家族団欒で楽しく朝ご飯を食べていると、パパとママが心配そうに話しをしました。


『そういえば、今日からギルド会場に行くんだったな。 二人とも本当に大丈夫なのか?』

『お小遣い稼ぎをする為に何かするのは感心だけど・・・無理はしなくても良いのよ?』


モンスター退治をするのに心配になっているので、私達はお互いに目を合わせてから言いました。


『大丈夫だよ! 弱小モンスターしか倒さないからね!』

『うん、約束は守る』


私達が自信満々に言ったのが伝わったのか、ママとパパは見守るように微笑んでくれました。


朝ご飯を食べた後、私達は武器を装備する為に一度部屋に戻りました。


『良し、これでいいわね』

『こっちも準備出来た』


私は片手に魔力が上がる杖を持ち、妹はクローという武器を両手に装備しました。


五本指の先から鋭い爪のような物がありますが、フェルが付けたら猫っぽくなってなんだか可愛いです。


準備を整えたのでドアを開けて外に出ると、目の前にある森からそよ風が吹き、小鳥の鳴き声が聞こえて来ました。


大自然に囲まれた環境で一呼吸をして出掛けようとすると、ママに魔法で作ったペンダントを渡されました。


『それじゃあ、帰って来るときは『ペンダントよ、小屋の前に帰還せよ』と唱えるのよ』


『りょーかい!』


実はこのペンダントはそこら辺ペンダントとは違い、大量の魔力を入れているのです。


ママが『帰りは疲れると思うからこれを使いなさいと』言って作ってくれたのです。これを使えば一瞬にして小屋に戻って来れます。


普通の魔法使いがこのような代物を作るのは大変みたいですが、ママはエルフの種族なので簡単に作れるみたいです。凄い!!


『じゃあ行って来るね!』

『二人とも気をつけろよー』

『無理はしないでね』

『うん』


パパとママに見送られ、私達は歩き慣れている森の中を歩きました。


近くにある村でも歩いて一時間掛かりますが、二人で面白おかしい話しをしていたらあっという間に着きますので問題ありません。


それにこの辺りの森や草原は見晴らしが良く、散歩をするにはもってこいなので苦になりません。


こうして、あっという間にウィール村に到着しました。

毎日投稿します!

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