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片思いの先に、、、  作者: 犬飼 蘭
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第7話 ミルクティー色


 私は話を聞き終わる頃には、涙で瞳が濡れていた。

目の前で両親を失った桃華のことを考えると涙が溢れた。

それと同時に自分を攻めたくなった。

“桃華が辛かった時に傍にいれなかったのか、、、”

もし、私が傍にいたとして何も出来ないだろう。ただの自己満足。けれど、思わずにはいられない。

後悔、怒り、悲しみ、、、色々な感情がごちゃ混ぜになる。

上手く言い表せない気持ち、、、。


「それでね?紗季ちゃんにお願いがあるの。」


真里が次に口にする言葉に不安になる。

もし、桃華と関わるなだったら、、、?


「桃華の幼い頃の話はあまりしないで欲しいの。あの子が、混乱するようなことは避けたいから、、、。」

「わかりました。」

「あの子がもし、記憶を戻したら、傍で支えてあげて?」

「もちろんです。」


何があろうと私が桃華を想う気持ちに変わりはない。 

 

「じゃあ、よろしくね?」


そう言って、叔母さんは帰って行った。



その晩、ベッドの中で今日の話を思い出す。


(桃華はやっぱり、初恋の相手だったんだ、、、。

桃華、記憶がないんだよね、、、。けど、桃華への想いは変わらない。だから、虹色の世界になるんだ。)


私のマーブル模様だった気持ちは、綺麗に混ざり合う。混ざり合って、優しいミルクティーの色になった。



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