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第17話 紗季の知らない真実
今回は、きりがいいので、短いですがここまでです。
泣いている桃華をなだめながら、話を聞く。
桃華から聞いた話は信じがたいものだった。
「そうだったんだ……。綾香が……。私のせいでごめん…。」
綾香が私に近づくなと、桃華を脅し、ペアストラップを校舎から投げたらしい。
「ううん。私もいけなかったの…。優しくしてくれる紗季に甘えてたから…。」
桃華は何も悪くない。
綾香の逆恨みだ。なのに、彼女は自分が悪いという。
こんなに優しい桃華だからこそ、私は桃華を好きになったんだろう。
「いいの。桃華はもっと私に甘えて？」
「けど……松山さんが………」
「綾香は私がなんとかするから、大丈夫」
二人でペアストラップを探し、なんとか見つけることができた。
お互い、ペアストラップは分かりにくいところに付ける、もしくは、家に置いておくことにした。
