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縄張り紀行「仮」  作者: 夢辺 流離
19/24

仕組まれた栄光3

 「世界で一匹だけの君へ」


 メンバー全員がねこ好きだったことが判明し、ねこを登場させることが決まる。


 大きな鼻や小さな鼻、黒いのやピンクの鼻。

みんな違ってみんないい。だけどみかけがまったく同じだとしても僕が好きなのは君


 歌詞はねこに対して言っているけれど、ねこ好きはもちろん、それ以外にもヒットした。


 七菜は本人の言う通り、お世辞にもうまくはなかったが、頑張って歌っている姿は好評だった。古哉と彩は無難にこなし、元々能力は高かった豪はSKIP内での評価を上げた。

歌いたくない開はピアノの猛練習をして、ピアノも弾ける芸人として幅を広げたが、お前も歌えと言う批判を受け、CD化することになった際に結局歌うことになるが、意外とうまかった。


 結局この番組に出た出場者たちは、普段とは違う面を見せ評価を上げた者が多かった。


 とは言え、それはそれで、各事務所から苦情が殺到。責任をとらされる形で葉は辞職していた。クイズ番組で最高視聴率を出した名プロデューサーの末路としては悲惨なものだが、本人は最初から予想通りだったのだスッキリとした顔だったという。


 この後やり方をまねる番組が出てくるも形だけで失敗するのだった。

葉へとスカウトも何人か向かうが、すげなく断られることになる。


 この番組で成功し始めた者たちを熊方チルドレンと呼ぶ声も出てきて、番組の台本は“バイブル“と呼ばれるようになった。

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