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プロローグ

はじめまして、稚拙な文章で申し訳ないですがよろしかったらお読みください

 神坂忍という男がいた。

 ぶっちゃけ俺の前の人生での名前なんだが。

 一見するとどこにでもいるような23歳の青年だった。

 こんな言い方をしてるってことは察しのいい人間なら普通じゃなかったと気づくだろう。ぶっちゃけ俺は忍者だった。

 幼いころから修行に明け暮れ、もともとの才能もあったのだろう18歳にして既に一族でも並ぶ者無しと言われる忍者となっていた。

 そんな俺が大学を卒業して社会人――と言っても実家の古本屋の店員として表向き働き出して1年も立たないうちに地球とは異なる世界に召喚されようとは思わなかった。

 世界の名前は『エルシェラ』――ご想像通りの剣と魔法の世界だ。

 召喚したのはその世界を管理する女神『イセリア』――金髪巨乳の女神様だ。

 なんでも邪神による侵攻を受けているらしい。

 勝手な都合で呼び出されて少しは思う所があったわけではないが、忍者としての任務などをこなしていた俺は、その延長線上のことと割り切り、女神の依頼を承諾してエルシェラのために戦った。

 協力者はいたが基本的に1人での戦いだった。ド○クエ1かよっ!!とも思った。もっとも魔王に囚われたお姫様とのロマンスとか全くなかったんだが。あったのは邪神を倒すために神剣を作ったりだのなんだのの道具集めばかり。まぁ、邪神倒したら日本に戻れるって話だし、こっちの世界に女作っても仕方ないのでいいんだが。立つ鳥跡を濁さずってやつだ。

 なんだかんだで1年くらいで邪神との決戦。

 さすが神というだけあって強かったね。ホントもうギリギリの戦い。

 なんとか倒したわけだが、まさかの邪神の最後っ屁っていうの、野郎自爆しやがって巻き添え食らって俺も死んじまった。相討ちとかもうマジで洒落にならねぇ。

 

 ――でだ。

 意識を取り戻したら日本で赤ん坊になっていた。

 それが俺、霧島燐である。

 前世の記憶と力をもって転生である。

 もうびっくりだ。

 とりあえず赤ん坊の振りとかめんどくさかったが精神修行とかそういうノリで耐え切り、ある程度動けるようになってから、前世の記憶頼みに忍術とか使ってみたら使えるんでやんの…びっくりしたわ。前世の持ち物(神剣含む)まで持ち越してるし。こんなんバレたら銃刀法違反だよ、まったく。

 そんなこんなでこっそりと修行しながら中学3年生になったと思ったら、まさかのまたまた異世界召喚ですよ。

 

「はじめまして、私の名は女神『イセリア』

 私の管理する世界『フォルセリア』は現在、理性を失い狂った魔王によって滅びの危機を迎えています」

 

 またまた登場女神『イセリア』ですよ。こいつしか神いねーの?って思ったけど邪神いたわ。しかも管理世界変わってるぞ?

 

「ドーモ、イセリア=サン、霧島燐こと元神坂忍デス。また俺を召喚とは偶然?それとも狙ってか?」


「え?シノブ? ナンデ!!??シノブナンデ!!??

 ってなにやらせるんですか?本当にシノブなんですか?」

 

「ああ、本当に元・神坂忍だ。今は霧島燐な」


 イセリアは本気でビックリしてるようだ。神ならもっとどっしりと構えてもらいたいもんである。


「で?こないだと世界が違うんだが?」


「ああ、私は2つの世界を管理してますので。以前救っていただいたエルシェラはあなたのおかげでとても平和になりました。あの時はお礼も言えずに申し訳ありません。そしてありがとうございます」


 相討ちになって死んじまったから仕方ないか。


「コレもなんかの縁だ、今回も世界を救ってやるよ」


 そんな感じで、こんどはこのフォルセリアを救うために世界を旅して回ることになる。苦労はほとんどなかった。なぜなら前世の力を既に持っているから。ソロで邪神退治(相討ちだけど)した強さだからな。

 今回は仲間が一緒だった。エルフに竜人、獣人に魔族の5人パーティーだ。

 魔族がいるのは女神が言ったとおり魔王が狂ったため魔族すら滅ぼそうと暴走していたからだ。

 魔王の生み出す魔獣なんかを倒しつつ、俺たちは魔王と対峙する。

 いやぁ、激戦だったね。

 魔王に生み出されたに四天王みたいなのと仲間が戦ってる間に魔王とタイマン。

 魔法が乱れ飛び接近戦では何合打ち合ったかわからない。

 お互い満身創痍での最後の一撃――俺はその瞬間、前世での戦いがデジャブった。

 なんかいやな予感がしたんだよ、実際。

 俺の振るった神剣は魔王を両断し、魔王が放った最後の魔法は――俺の心臓を正確に射抜いたんだ・・・・・・


お読みいただきありがとうございます

エタらないように頑張って投稿したいと思いますのでよろしくおねがいします

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