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0.プロローグ

 そこにいるのは小学生の男女。女の子は涙を流し、それを宥める男の子。彼は口を開いた。


「大丈夫だって、きっとまた会えるから。だから泣かないで?」

「ホント・・・?ホントに、また会える?」

「ホント。絶対にまた会える。会いに来るよ」

「約束、だよ・・・?」

「うん、約束。だから、これ、持っててくれる?」

 男の子が渡したものは、ネックレス。二つ合わせるとハートの形になる、ペアのネックレスだ。幼い二人にはまだ少し大きく、首に掛けても不格好である。

「片方は俺が持ってるから、帰って来るまで持っててね」

「うん、わかった!」

「じゃあ、そろそろ行かないと。またね、紗奈」

「バイバイ、凌君・・・」


 私はずっと、あの人を待ち続けていた。一日でも彼を忘れたことは無かった。

 「絶対にまた会える」と、そう信じて。


 そしてあれから10年経った今、突然彼は現れた。

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