小説は戦争
俺、佐藤 愁はいつも通り小説を書いている途中で詰まっていた。
コンテストの賞金狙いで始めたWeb小説執筆。
結局普通に落選してしまったが、小説を書くのにハマってしまい、学校から帰って数時間web小説を執筆するのが日課となっていた。
今日も学校から帰り、いつも使っている小説投稿サイトを使い、連載中の小説の続きを書く。
連載中の小説はマイブームの主人公勘違い系の小説である。
この分野は俺の初投稿時に流行ったものであり、初めて書いた小説だから何回も書いている。
今回は少しアレンジして小説を考えていた。
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私が見つけた依頼はよくよく見ると「盗賊ギルド連合、トクメイ=キボーウの討伐」と書いてある。
私はやっと正気になった。
そもそも金欠だからってこのような報酬が高価でなぜか国家から出されている依頼をたまに何も考えられなくなると言うくせのある私が取るべきではなかったのだ。
いや、だからこそこの依頼を取ってしまったのか...?でもなぜシノビとアーシャは止めてくれなかったのか。確かに驚いてはいたがそれだけだった。
「こんな依頼、無理だよ。相手は盗賊ギルド連合のボス。たったの3人で勝てるわけがないよ...」
みんなを引き止める方法を探していた私は、近くにみんなが好きそうな居酒屋っぽい店を見つけた。
みんな酒好きであることは、私もさすがに知っており、私はその店のドアを空けた。
私は周りから尋常ではない視線を感じたが、私は割り切って入っていく。
そこで私はビールを3本頼んだ。
彼女らは私の後ろをしっかりとついてきてくれていた。
しかし、どこか警戒しているようにも見えた。
少しして、私は頼んだビールをもらおうとしたが落としてしまった。その瞬間、彼女らは武器を抜き近くにいた人達を倒してゆく。
もちろん止めようとしたが、私にはあいにくそれができるだの体力がなかったようだ。
諦めて見るとそこには依頼にあった盗賊ギルド連合のボス、トクメイ=キボーウとその部下である盗賊ギルド連合の人たちの顔があった。私は呆然としていた。やはりトクメイはたくさんの部下を連れていたからだ。が、その一瞬の間にトクメイの部下は既に全員戦闘不能になっていた。
「チッ、やるな...まさか帝国一の冒険者パーティーをと言う噂は聞いていたが、ここまでだったとは...」
そう言うトクメイは既に追い詰められていた。
「あんた、やはり私たちを侮りすぎだよ」
「それにしても、さすがに弱すぎるよ。キミ。
たった3人パーティーに負けるなんて。」
シノビ、アーシャは次々と言っていた。
しかし、私には何が起きたのかわからなかった。
その後すぐにトクメイは国家に引き渡され大量の依頼金が国家から支払われた。
あっという間に毎回定例に反省会の時間。
私は話を聞いているしかなかった...
話はまずアーシャから切り出された
「今回に報酬どう分けようか」
「やっぱり今回の一番の功労者はヒカリだよね」シノビが間髪入れずに答えてアーシャはそれに賛同した。
そこで私は話に乗っかる、「え、なんで...私本当に何もやってないじゃん。」
「またまた謙遜はいいって」とシノビ
「割り出していたんでしょ、トクメイの場所。
そんな偶然あんなどう見ても廃れた居酒屋みたいな場所開けるなんてあり得ないし」
それにアーシャが「大声で依頼の話するのおかしいから、おそらくそうして油断させようとしたんんだろうが、急に話しだしたときは驚いたよ」と言う
依頼受けていたこと知られていたの!?と口に出してしまいそうになったが、それは引っ込んだ。
さらに聞くと私たちといわゆる隠れ職業属性の相性がいいギルドを選んだことで簡単に倒せたらしい。
二人ともなぜか納得いかない、という感じの表情をしていたが、結局報酬は三分割することでなんとか収まった。
報酬を身の程より多く得ることは私の良心が痛んで今度こそ何も考えられなくなってしまう。
そこから私は思う、私は孤立しているのではないか?と
私だけみんなについていけていないのだ。
そもそもこのパーティーは私と同じあまり強くなさそうな3人をか選んだはずなのに...
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こっからどう書こう?
「勉強しなさい。そろそろ定期試験でしょ」
そう言う母の話を聞き流しながら今日の話を完成させて、ちょっと前後関係が崩壊している気もするが、気にせず投稿する。
それは、俺がWeb小説の執筆を始めた理由がコンテストの賞金狙いだったこともあり、俺は小説は戦争だと考えていて、「今のWeb小説界隈において、更新の途絶は死と同義、多少の矛盾よりも、読者の目に触れ続けることの方が遥かに価値があるだろう」と思っているからだ。
もちろん小説は戦争ものに限る、という訳はなく、web小説は作品がどう注目を集めるかの対戦であるという意味だ。
だから俺は少しでも注目を集めるために、毎回小説を投稿するときはコンテストに参加しているのだ。
こう言ってもこの思想は結局コンテストがなければなんの意味もない。
最近コンテストに飢えていたところだ。
ハマったことはちゃんとやる主義なのだ。決してお金目的ではない。決して...
そして晩ごはんを食べ終わった後、ネットサーフィンしていた時に、新しいコンテストを発見した。
俺は特に何も考えず参加を決定した。
「参加しました」と言う声が頭に響いた気がするには気にせいだろう。
その日は親に勉強しろコールがうるさくなったため0時まで勉強し寝るのであった。
次の日
俺の隣に誰かが寝ていた...。
それは女性で見覚えがあるようでなかった...




