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12月26日

作者: 菜の花
掲載日:2025/12/26


ショッピングモールの中央に

昨日まであったはずの

大きなクリスマスツリーは

いつの間に片付けられていた


昨夜までの非日常は

私だけが見ていた夢であったかのように 

全て消えていた


幻想が浮かぶ


白いひげを生やしたサンタクロース

子どものように

サンタさんへ手紙を書いたり

靴下を飾ってみたりなんか

もうできないんだろうなあ


煙突がないのに

どこから入ってくるんだとか

トナカイは哺乳類なのに

どうして空を飛べるんだとか

しょうもない考え方しかできなくなって

あの頃の純粋な心は

きっとプレゼントの代わりに

渡してしまったんだろう


過ぎ去った日々は

昨日のクリスマスツリーのように

知らない間に消えてゆくのだろうか

それでも

私たちは今を生きていて


明日も今を生きてゆくだろうから

過去とはずっと背中合わせだ

顔を見ることなんて

生涯ないかもしれないけれど


プレゼントも純白の心も

忘れてしまったけれど

プレゼントに込められた愛に

悩みながら選んでくれたことに

気付けるようになれたから


ショッピングモールの中央に

大きなクリスマスツリーを浮かべる

それはどうしてか

昨日よりも鮮やかな色をしている気がした

ご覧いただきありがとうございました。


過去とはずっと背中合わせ。


誰かに届きますように。

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― 新着の感想 ―
 日常はメリハリがあるから楽しいんですよね。  楽しいクリスマスも毎日じゃ飽きますから。  というか、子どもが大人になるにつれて物事へ感動が薄れてくるのも、そういった慣れによるものでしょうから。  当…
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