【+α】作品オリジナルのルール・世界観
この章に書かれているルールや大会は全て作品オリジナルの設定で、実際とは大きく異なりますので予めご了承ください。
・ボール
▷本作では、重さ・大きさ・反発係数などが女子野球専用に設計された曲がりやすく飛びやすい硬式球が採用されている。
・バット
▷女子野球界の興隆により、大きく発展。より打球が飛びやすいように軽量かつヘッド部分(バットの先)に重心があるものが主流。
・球場
▷女子プロ野球専用球場が全国各地で開場。男子球場よりも外野フェンスが幾分か狭く設計されている。
・配球
▷曲がりやすいボールの特性を活かすため、変化球中心の配球が主流となった。
▷カットボールやツーシームなどの動く速球を投球の軸とする投手が大半となり、綺麗なストレートを武器とする投手はほとんどいなくなった。
・打順
▷この時代の女子野球は1~3番にチームの中心選手を置き、4~6番に打点を稼げる打者を、7~9番にチャンスメイクや配球誘導のできる選手を置くことが定石となっている。
・ユニフォーム
▷高校野球では露骨な企業ロゴが入ったものはNGとされるものの、その他の着こなしは選手たちの自己表現として基本自由に認められている。
・部活動
▷顧問教師が部の指揮を執る形式から外部の専任コーチが部の指導及び指揮を担う形式が主流になりつつある。
▷女子高校野球の監督・コーチからプロチームに指導者として招聘される者もいたため、今後のキャリアに繋がるような強豪高校に優秀な人材の応募が集中する。これもまた強豪校と弱小校との戦力差を拡げる一因となっている。
・女子高校野球大会
▷怪我の予防やより多くの選手の出場機会確保のため、全国大会の予選トーナメントに決勝リーグ制が導入された。
▷この決勝リーグは予選トーナメントを勝ち上がった5校による総当り戦で、勝率上位2校が全国大会へ出場できる。
▷全国20地区に分け、リーグ戦の上位2チームが全国大会への出場権を得るため、全国まで進めるのは計40校。
▷決勝リーグに延長戦はなく、同点のまま7回が終了した場合は引き分けとなる。
▷この決勝リーグ制が導入された結果、充実の戦力と優れた指導者を揃えた強豪校と部員数の少ない弱小校の差が開き、全国大会まで進める高校は常に一部の強豪校のみとなっていた。
▷そんな状況をいつまでも打破できずにいた女子高校野球大会は『キセキの死んだ大会』と揶揄されるようになってしまう。
・女子高校野球パワーランキング
▷ある時期からWebメディアが公開し始めた女子高校野球の強豪校を特集した勢力ランキング。
▷全国の高校を前大会や練習試合の結果、有力選手の数などから1位〜50位までランク付けされる。
▷春の全国大会後、夏の大会前、秋の大会前にそれぞれアッフデートされ、成績の良かった高校はランクアップするが、50校の顔ぶれに大きな変化はない。
▷始めはメディアの一企画として見なされていたが、戦力の均衡が保たれていない女子高校野球は毎年似た結果となるためリストは年を重ねる毎に信憑性を獲得していき、ついには進学やプロチームとの契約に影響を及ぼすまでに発展。
▷進路を選択する中学生にもこのリストは影響を与えるようになり、有力選手はより一層ランクの高い学校へ進学するようになり戦力偏重を加速させた。
▷多くの強豪校がこの順位を上げることに執着するようになり、中には学校を上げて支援するところも。
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