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ダンジョンコロッセオ1

ダンジョンコロッセオ・テイマーズトーナメントというものを覚えているだろうか?(2話前です)


それが今日なのである。


ティファノールと出会ってちょうど1週間の今日、土曜日がダンジョンコロッセオ・テイマーズトーナメントの開催日なのである。


毎日スライムを狩りまくった俺にスキはない!と言いたいが、所詮スライムだ。

MPが1950あるのでホーミングレーザー(50MP)を1日40発放って、月曜日から金曜日まででちょうど200匹のスライムを倒したことになる。LVは5のままだ。


スライムのアイテムを集めるときが一番めんどくさかった。


ティファノール?あいつは家でずっとゲームしてただけだよ。なんでもまぁ推しのイベントなんだとか。

あいつ地球に順応しすぎじゃね?日本人って言われても遜色ないぞ。


ちなみに今も隣でYOUTUBEを見ている。

予選直前なのに。

ダンジョンコロッセオ・テイマーズトーナメントが今日と言ったが、始まる時間はあと30分ほどだ。

その間俺たちはそれぞれにあてがわれた控室で待っているのだが、ティファノールは部屋に入ってまずWi-Fiの確認をし、即座に接続、そしてめちゃくちゃすごいスピードで持ってきていたお菓子やらなんやらを並べてものの数十秒でティファノールのパーソナルスペースが完成された。


「けっぷ」


コーラを一気飲み(500ミリリットル)し、ゲップを吐く。

家にいるときと大差ないクソニートが完成した。


いつもなら「おい、きたねーぞゴミはゴミ箱に捨てろ」とか「ここ家じゃないんだぞわきまえろ」的なことを言うが、そんな余裕は持ち合わせていない。


「メイクしにきました」

「はーい」「ふぁーい」


――ギ………バタン


「待ってくださいこいつがアホなだけで、ここであってますから」




◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆




そんなこんなでメイクも終わり、後は順番を待つだけになった。


「もうすぐだね」

「そうだな」

「もうすぐ…課金ができるぞ!」

「だめだこりゃ」


俺たちの試合は2試合目。

今2戦目で当たる予定の試合を見ている。


『おおっとトム選手推定レベル150のレッドドラゴンがテイムモンスターだ!そして対するアンナ選手はなんと炎の精霊だ!!!』


え…LV5の俺って場違いじゃね?


「ティファノール?勝てそう?」

「いや、私補助だから」


ついに妾すら言わなくなった。

お休み

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