ティファノールと買い物1
我、デート経験ほぼ皆無だから、フィーリングで読んでくれ
次の日の日曜日。
「おい、あんまり離れるなよ」
「分かってるのじゃ。」
「さっきフラフラしてたから言っているんだけど。」
「あれは店から漂う肉の良い香りがしたゆえ、しょうがないのじゃ。」
最寄りの駅に行くだけだぞ。歩いて20分程度の距離なのに、もう3回も寄り道してるから言ってるんだが。
一回目はハンバーガーショップ、2回目は牛丼、3回目は焼き肉店。
肉しか無いな。
「そんなに食べたいなら後で焼き肉食べ放題につれてってやるから、今は我慢しろ。」
「さっきのいい匂いのやつをいっぱい食べていのか?」
「好きなだけ食っていいぞ」
「わーい」
こうやって見ると、見た目相応の子供にしか見えない。
今更だけど、素が出てるぞ〜ほんっとうに今更だけど…
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そんなこんなで、学校近くにある、ショッピングモールに来た。
来た目的は、ティファノールに色々買うためだ。
臨時収入として200万円入ったから、ある程度の買い物はできる。
「まずは、服買いに行くぞ」
「分かったのじゃ」
「その口調もう良いぞ」
「何を言っておる。これが素に決まっておるじゃろう」
「ハァ」
ティファノールを引き連れて2階の洋服店に来た。
俺は自分の服すら雑なので、勿論服のセンスはない。
ジャージか、ワイシャツ着てれば良いと、ホンキで思っている。
「店員さん予算3万円内で、こいつ似合う服見繕ってください。」
「かしこまりました。ささ、お嬢さんこちらへ」
「え、何じゃ?春馬!助けてくれ!さらわれる」
「大丈夫ティファノール、お前にあう服を見繕ってくれるだけだから。」
ティファノールは素材として最高級レベルの美貌、スタイルの持ち主だ。
若干青みがかった銀髪に青色の瞳、身長は155センチほどで少し小さいくらいだ。
あの残念さを知ってたら認めるのは嫌だが、美少女だ。
少しして更衣室からティファノールが出てきた。
「似合う?」
「お、おう、似合うと思うぞ」
着てきたのは、水色のメインに白色の袖のワンピースだ。
メッチャ似合ってる。うん。
「では次はこちらとかどうでしょう。」
「また着るのか?」
「一着ではわかりませんので」
「ばいばーい」
「呪ってやる!」
本当に呪われそうで怖いんだが…
この店からティファノールが開放されたのは昼前だった。
メッチャ涙目で睨まれた。
俺、9時ぐらいに来たはずなんだけど…
似合った服は全部買っておいた(๑•̀ㅂ•́)و✧
お金はいっぱいあるし。
昨日寝落ちして書けんかった。すまん。