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10分完結Web小説集

賢者になれなかった大賢者

作者: たんぽぽ1年分

賢者になれる知識を持ちながら、

賢者への道を選ばなかった大賢者の小話


私は憲兵所へ連絡をするか、親友へ連絡するかで迷っていた。


実はこういうことになる。

魔術学会へ発表する予定だった古代魔術の研究が、

助力をしてくれた親友に全て盗まれてしまったのだ。

30年研究し続けた全く新しい理論が、やっと形になった矢先のことだった。


親友が魔術学会の場で発表する日は明日だ。それまでに私は決断しなければいけない。


憲兵所に事情と証拠を伝えれば、親友は身分と居場所を失い街を追放されるだろう。

それとも親友に賛辞でもおくればいいのだろうか。研究が認められれば賢者になれる。

ただの魔術師の私に、賢者になる彼はなんと言葉を返すのだろうか。


もうすぐ日が暮れる。

決断の時は来たのだ。


その夜、私は親友の家を訪ねた。


「おめでとう」


親友は無言でそっと、私に金貨の詰まった袋を握らせた。




この話の主人公は、私が選ばないだろう選択肢を選ばせました。

私なら訴えます、なので結末は空想の結果で、

これがハッピーエンド・バッドエンドは人によると思います。

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