壊れちまった悲しみに
僕は普通の人だ。
彼は少しおかしい人だ。
彼は接する上で不気味だが仕事が出来る。
正確で早い。
彼は仕事を増やされた。
彼は仕事をやり遂げた。
まだ余裕そうだったので仕事を増やされた。
彼はどうにかやり遂げた。
仕事を増やされた。
彼は失敗が目立つようになったが、そのままの日々が続いた。
彼は頭を抱えてブツブツと呟いてる。
ある日発狂しだした。
彼は変なところがあるようだった。
彼はやり遂げられる分だけの仕事量に戻された。
余った仕事は僕に回って来た。
僕は普通の人だから早くも無いし精密では無いが、
普通にやってくれるから。
僕は仕事をやり遂げた。
余裕そうだったので仕事を増やされた。
仕事をどうにかやり遂げた。
仕事を増やされた。
僕は普通の人間だから、
発狂出来なかったから仕事をやり遂げた。
仕事を増やされた。
……残業しかけたがやり遂げた。
仕事を増やされた。
…………残業したがやり遂げた。
仕事を増やされた。
僕は倒れた。