第19話 眉唾もんなのじゃ!
すみません、体調不良であまりかけません
「なんじゃ!あっ!無礼者ではないか!」
「おいおいいきなりご挨拶だな」
飛び出してきたのは冒険者ギルドで絡んできたダオナンであった。ルルは矢筒を背負い弓を装備したダオナンを見て露骨に顔をしかめる。予想外の客に盾を構えたままグリンドが問う。
「おうダオナン、何の用だ?」
「お前もかよ、いやな、こっちに俺が狙ってた獲物が来てるんじゃないかと思ってよ」
ダオナンがグリンドの質問に答え、熊の死体に向かって顎をしゃくる。
「この熊か?」
「そうそう、んでよ、そいつを弱らせたのは俺だからよ、返してくんない?」
「なんじゃとー!こいつはわしらが倒したんじゃぞ!」
緑の手が倒した熊は俺の獲物だといってはばからないダオナン。その態度におかんむりなルルは文句を言うが、それをわきに納得した様子でグリンドが指示を出す。
「そういう事かよ、カラ頼む」
「はい≪眉唾≫」
「てめぇが誰かは知らねえが、騙るならもっとうまくやれや!」
カラの魔法が発動するとダオナンの姿だ歪んで縮んでいき、二本の足で直立し、両手が棍棒の胴の長い一匹の動物に変わる。
「おお!なんじゃ!可愛い!なにこれ!」
「やべーぞイタチだ!」
「妖怪か!」
やだこれ可愛いと目を輝かせるルルと、熊の時以上の緊迫感を持って反応する緑の手。
「ルルちゃんこっち!」
「かーわーいーいー!……なんじゃーーーー!?」
ルルは握っていた手を振り切り可愛い可愛いと目を輝かせて不用意に近づく、カラが慌てて声をかけるが間に合わず、むしろイタチの眼の前で背後を向くという致命的な失敗をする。
そこを見逃さず両手の棍棒をフルスイングするイタチ。
「オイオイオイ」
「死んだわ」
体重を感じさせない勢いで吹き飛ぶルル。緑の手は見ている事しかできなかった。
明日はお休みするかもしれません




