表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ラノベ編集さんと僕  作者: 赤崎優
2/3

編集さんとお寿司

 先日編集さんと一緒に回転寿司に行きました。止まっているお寿司は僕にはまだ早いという編集さんの考えでしょう。それなりに売れればきっと連れてきてくれるはずです。恐らく。


 編集さんとこういったお店に来るのは初めてなので、僕はウキウキしていました。編集さんと二人っきり。思いっきり楽しませていただこうではないでしょうか。


 僕らはイカやまぐろやイカなどを食べて楽しみました。偏っている気がしますが問題ありません。編集さんが次から次に取ってくれるので僕が好きなネタを取れないわけではないのですよ。断じて。


 編集さんは口を開きます。


「ライトノベルを作るのもお寿司みたいなもんだね」


「どういう意味ですか?」


 たくさんのネタの中から選ぶという意味でしょうか?


「イラストさんの新鮮なネタ、そして固すぎず柔らかすぎないシャリという文章。これらが合わさって良い本ができるんです」


 なるほど、素晴らしい例えを出してくれました。本当に編集の鑑です。尊敬してます。こうして作家のモチベーションを上げてくれるのがデキる編集なのです。


 しかし、先程の例え、なかなかにうまいものです。確かにライトノベルは手にとってもらう時はジャケットがかなりの要素を占めているのは確かです。手にとってもらわなければ始まりません。そして手にとってもらったその手を離させない文章。


もっと言えば「わさび」というアクセントを編集さんとして入れていいと思います。ちょっとした刺激が食欲をそそるのです。あくまでも下手に出る編集さん。その姿勢に完敗です。


 編集さんは続けます。


「知ってますか? 最近のお寿司のシャリって機械で全自動で作られるんですよ」


「⁉」


 その後の味は覚えていません。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ