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川岸→移動




水が滴り落ちて、足下の草や地面を湿らせた


濡れた黒い髪が肌にまとわり付く


裸のまま生い茂る森の川岸で途方に暮れる…。川を流された事もあり疲れたよ。


そして服も無い。だが疲労感から良い案も浮かばない。


〈寝よう〉


そう結論付けて草の上に横たわる


結局、護送車を襲ったのが知人かどうか確認も出来なかった


そんな事を脳内で考えていた。





目が覚めた時は夜半。寒さに体が冷え切っており、しかも魔物が集まりやすい川岸だという事実に、顔をしかめる


〈…流石に襲われたら魔法ぶっ放すしか無いよなぁ〉と全裸で困ったように頭を掻く女


寒さに鳥肌が立ち、風が吹く度に肩を震わす。だが火は起こせない。いまだ帝国領土内だ。不審火に犯罪者の逃亡を感づくだろうか?


ロードは思う。魔法都市は川底に落ちた護送車を探すか否か…

雨による増水で護送車自体探し難いかと言われれば元より魔法が施してあるので、引き上げに時間がかかる程度だ


〈死体…いや、骨が残っていなければ気付かれるわな〉


時間の問題と結論付けて、歩き出した



亜人達の住処のある目指すは西


ただ眠った事で不調ながら頭だけは回転し始めたのか、裸で問題ない方法を思いついた。毛に覆われた魔物に変化すればいいデショ



魔術を構成し、やがて体は狼へと姿を変えた



人生設計、どうしましょ?



仕事については能力面ではよりどりみどりだが、いかんせん外見が目立つ。


魔法都市の逃亡者は例え帝国と敵対する王国領土内にいようと無関係にしょっぴかれるのが通例だった。魔法都市は中立国。国内の問題は国内の人間が片付ける。アウスリケアを敵に回したい国はそうはいない



〈戦争が起これば、それどころではなくなる、と思える〉


局地的な争いは既に水面下で勃発しているのだ







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