表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

TAKASIの物語。



「20円のお返しです。レシートはいりますか?」


「あん?いらねぇよ。」


俺はお釣りだけ受けけ取り、愛車のギガントドメスティック号(いたって普通のモンキー)にまたがり、キーをONにしギアを一速あげ走りだした。


「あの店員絶対俺に惚れたな。」


まずないだろう。

彼の名前はたかし。年は16で今は高校一年。自称喧嘩番長。


「おっ。女発見!俺様の男らしいところを見せ付けてやるか」


俺はモンキーをリズミカルにふかした。


が、ただエンジンの回転数が上がるだけで何が何だかよくわからなく、ただの雑音にしか聞こえなかった。彼の中では決まっているらしい。


「おいてめぇ。何ふかしてんだよごらぁ。ちょっと降りろや。」


後ろからいかにもって御方が肩を掴んできた。

こいつなめてんじゃねぇぞ…。


「はっ…はい…。」


俺はすみやかにギガントドメスティック号(いたって普通のモンキー)をわきに停め、ヤンキー風のにぃちゃんについていった。


彼はぞくに言うオタクである。


「てめぇよぉ!何調子こいてふかしてんだよ?喧嘩売ってんのか?」


この野郎…。喧嘩で俺に勝てると思ってんのか?上等じゃねぇかよ!ヤン服着りゃ強いとか思いやがって。俺のウェッサイな服を見習いやがれ。


ダイエーで800円で購入したチェックシャツをタイトなズボンにシャツを入れ、(タイトと言うかピチピチ)バンダナを頭に巻き、ズボンから出た白い靴下。(ただ丈が短いだけ。)これが彼が思うウェッサイのスタイルである。


「おい!!聞いてんのかよ!?」


テメェ…。


「…い。」


「あ?!」


「勘弁して下さい。」


彼は世間で言うオタクである。


「うっせぇぞこの野郎!!オラァ!!」


びぐっ!


こ…恐い…。…いやぁ恐かねぇ。クソがぁ!!!


「…あのぉ、自分塾なのでこの辺で…」


「まてやぁ。ちっと金貸してくれよ。」


ヤンキーは人差し指と親指をこすり、ニヤつきながら近づいてきた。


いや無理だよ。


「はい!!」


俺はポケットに入っている封筒を差し出した。


確か1000円が入ってた気がする。俺優しいなぁ。まっ感謝しやがれ!


「おい…なんだよこれ?」


…!!?間違えたっ…。あれはお気に入りのエロ本を切り取ったやつだ…。


「テメェ!!」


バコッ…


殴られ…た?…うぎゃぁぁぁぁ!!いででででぇ!しぬ!しぬ?しぬぅぅ!!……?痛く…ない…。…フフ…。フフハハハハァ!きかん!きかんぞそんなパンチわぁ!!やはり俺は無敵なのだぁ!!


「下手にでりゃ調子に乗りやがってよぉ!?くらぇい!」


ぺち


「…んだその赤ちゃんキックは?」


手加減しすぎたかなっ。……え?顔が痛いよ?…ぎゃぁぁあぁ!!痛い痛い!


たかしは顔を両手で押さえ、転がりだした。


「次は腹を蹴ってやるよ。」


ヤンキーは笑いながら少しづつ近づいてくる。


……死ぬ…。


「すいませんでしドゥ!!」


俺は素早く立ち、頭を下げた瞬間ヤンキーの膝がヒットした。


「ずびばぜんでじだぁ!!!ゆるじでぐだざぁいい!!ねぇ??ゆるじでぐだざいよぉぉ!!?」


俺は鼻血を垂らしながら狂ったように頭を何度も下げた。まるで激しいロックンロール全開な人の様に。


「…はっ。情けねぇ奴だな。早く消えな!」


ヤンキーは後ろを向き、歩き始めた。


…キタ――(゜∀゜)――


……どうやら神は俺に勝てと…俺に勝ち組になれと言っているらしいな…。俺の存在はこの世に必要な太陽の様な存在だとなぁ!!


俺は地面に調度よく落ちていた鉄パイプの様な物を、ヤンキーを目がけ出せる力を出し切り投げた。

カチン!カラカラ…


パイプはヤンキーすれすれを通過し、ヤンキーの前に落ちた。


「おもしれぇじゃねぇかぁ…。」


ヤンキーの目は血走り、完全に怒らせてしまったらしい。


逝く――(。Д゜)――


どうやら神は俺に逝けと言っているらしい…。俺はポッキーで言うとチョコが付いていないあの持つ部分の様な存在らしい…またはポテトチップスの最後の方にあるカスの様な存在だと…


俺は素早くターンをし、走ろうと思ったが、気持ちいいぐらい足が曲がってはイケない方向へ曲がってしまった。


「あはぁん!もぉあかーん!」


ヤンキーは少しづつ、ゆっくりと近づいてくる。

「待てよ…。」


「あ?誰に言ってんだテメェ。」


「いいから待てよ…。あんた覚えてるか?あの貧乏ながらも二人でアパートで暮らしていたあの頃を…。私がお腹を空かしてゴキブリを追い掛けていた時、あんたはポケットに入っていた一枚のビスケットを出して俺はいいから食えって…お前が食べれば俺はお腹いっぱいだって…優しく笑いながら言ってくれたよね…ねぇ?私、嬉しかったよ?あんたと居れた1年間…幸せだったよ…?…やり直そう?…いーんだよ?…グリーンダヨォ!!!」


バキッ…




彼はあの後、一瞬だけだが綺麗なお花畑が見えたらしい…。


誰だって?


彼の名前はたかし。男の中の男だ。


彼はぞくに言うオタクである。


完…

小説を読んでくれてありがとうございます!MCおめーもなです!“俺の物語。”と言う小説も書いているので、それも読んでくれたらうれしいです。分はすばらしい程下手だし漢字も間違ってるし間違った字なども多々ありますが、がんばって書いたのでがんばって読んでもらえたらうれしいです!笑         では!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 作品拝見しました。ネタはよかったのですが、一人称になったり二人称になったりがいきなりすぎて、ちょっと追いつけませんでした。 行動と心の中が食い違っているのが面白かったです。 もうちょっと誰が…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ