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駱駝と駄文と猪鹿蝶  作者: 歪んだ太陽


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2/2

太陽

毎日毎日、日々学校通いが苦痛だった。

中学に上がるともうクダラナイ習い事はすべて辞めてやった。

毎日馬鹿みたいにうちに呼びに来る2人組がいた。タナカとヤマザキだ。

阿保面下げて2人でしゃべっている。

虐めの始まりはコイツ等の些細なシカトから始まった。

この二人にシカトされ始めてからあたり構わず喧嘩を売るようになった。

ヤマザキの家は障害者を受け入れていて、面倒を見ているようだった。

幼少期のある日、その人に誘拐されたことがある。

これは数人しか知らない事実だ。近所に寺があってそこの駐車場のブロック塀に大きな穴が開いていて口車に乗った俺が、その人に無理やり穴の中に入れられて駐車場から出れなくなったのだ。

俺は泣きわめいて3時間ぐらいたった頃に近所の住人から助けられた。その話をヤマザキ本人にしたら知らない。「そんな奴家族はいない。」

これが始まりだった。

それ以降ヤマザキとタナカから無視されて、それ以外にも上の先輩からのアプローチもあって次第に友人が離れて行った。アボという天然パーマのクソ野郎から給食前に後頭部に頭突きをされてバチギレした。


この事件以降勉強もしなくなって周りの奴らはみんな敵になった。

銃があったら確実に頭を撃ち抜いてやったのに。

だがアボはこれ以降不運が続く。

実家の会社が潰れて一等地にあった家も全て手放して団地に引っ越し、毎年の運動会で骨を折るという芸人みたいな事が起きた。頭突きをしてきたのも実家がおかしくなってストレスでも溜まってたのだろう。


この頃から外が一層碧くて飛んでやりたかった。

馬鹿みたいなサッカーも全く面白くない。

一秒でも早く抜け出したかった。


中2に上がった頃だったか虐めが酷くなり、朝行った学校を抜け出して手ぶらで帰っていた。家を過ぎてテツヤの家のそばまで来た時に遅刻のテツヤがフラフラと歩いていた。

「何してんの?」

「ムカついたから帰ってきた。図書館でも行こうかなって。」

行く当てなんかないがそう答えた。

「出席だけ取って帰れば?」

何の気もない優しさが本当に嬉しかった。根はいい奴だ。

「へーそんな事になってんだ。」

「じゃあ先生きたら机ひっくり返してダッシュで帰れば?w」

コイツ人の事だと思って…。だが実行するしかない。

先生のIは熱血教師で生徒に辞めさせられるまで本気で生徒と向き合っていた教師だった。だが熱血すぎるところがあった。

うちの中学をやめてから暫くして地元で有名なA中で教鞭をふるっていた様だ。その後その中学の校長になる。ガタイのいい方だったが一緒になってサッカーするぐらいは熱い先生だった。

俺に手を上げたのは1度だけだ。そんな教師ばかりだ。


因みに面白い教師がいたので紹介しておきたい。

小学生の頃の音楽教員がヒステリックで何かにつけてピアノ蓋をガンガンするのだ。あの高級なグランドピアノをだ。笑える。

挙句の果てにテストの時に忘れた縦笛を女子から借りさせるぐらいいかれてる教師だ。終始怒鳴っていて音楽が好きだった俺をとことん追いつめて授業中に泣いた。それぐらいおかしな人だった。最高だろ?

銃があったら真っ先に撃ってやりたい一人だ。

銃社会じゃなくて安心している。頭がおかしくなりそうだった。

何故この教師が教師をできていたのか本当に不思議で仕方がない。


もう一人は芸能人を教えてた美術の教師だがそれはまぁどうでもいい。

当時は兎に角熱血なのか頭上にヒヨコが飛んでいる教師しかいなかった。

優しくされたのは保健室の教師だけか。

色んな事を見抜いてる人だった。


教室にI先生が入ってきたと同時に机をひっくり返して教室を出て行った。合図でテツヤの教室のドアを蹴っ飛ばして。

これ以降少しでも自分にちょっかいを出す奴は兎に角ぶん殴っていた。

何も怖くなかったしどうでも良かった。

それぐらいどうでもいいと思っていた。


因みに薬物なんかこれっぽっちもおすすめしない。インドにサドゥという修行僧がいるのだが砂に下半身だけ出して刺さっている修行がある。

そのサドゥ曰く草だのを吸ってる奴を見て「まだそこか。」と言い放った。無我の境地にそんな物を使わないといけないのかという事。

腹が立ったら誰もいない所で深呼吸するのがいい。


何度目か学校を抜け出した時にアキヒロが付いてきた。

アキヒロとは幼少期からの幼馴染だ。文化祭の前だった。

中一の頃からテツヤとアキヒロと他2人。計5人でバンドを組んだ。

アキヒロはサッカーとギターしかしてない。テツヤも自分も時間があれば練習をしていた。寄せ集めだ。そんなに上手いわけがない。

3年間何をしていたのかと言われればギターの練習をしていたというぐらいしかない。

アキヒロの兄はギターに長けていて機材の扱いからエフェクターの扱い迄殆どすべて教わった。海外のバンドの何たるかを入念に教わった気がする。アイツの家族とは色々あった。だがもう時間経過とアキヒロ家族の優しさで怨恨も薄れていた時期だったのかもしれない。

その時バンドを一緒にしていたボーカルは歌詞も覚えられない奴だったが後にCDデビューしている。visual系だ。

visualの語源は「PSYCHEDELIC VIOLENCE CRIME OF VISUAL SHOCK」赤い髪のエイリアンの巧妙な魔法だろうな。


中学一年生の後半から何かの光に包まれた二年半の始まりだった。


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