表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

感覚過敏な僕

作者: Zero

感覚過敏について少しでも知ってほしく、少しでも認知が広がればと思って書いた作品です。

※自身の症状をベースとしており、内容はあくまでも一例です。同じ感覚過敏を持った方でも全くちがった症状だったりします。

僕には感覚過敏のうちの視覚過敏と聴覚過敏がある。

視覚過敏は、光がまぶしく感じたり、視覚からの情報の多さで処理が追い付かなくなる。

聴覚過敏は、普段なんてことない音が突然騒音に聞こえてうるさく感じる。


視覚過敏の対策はサングラスや帽子。外出するときはもうほぼ必須。

何なら家の窓から外を見たり、家やお店の電気すらまぶしいって感じてサングラスが必要になることもある。

光が自身に刺さるように感じることもある。

夜の月の光や窓から見える街灯の明るさですらまぶしくて、睡眠の妨げになることもある。

それに、帽子とサングラスがあるからって安心なんか出来ない。

だって、その二つがあったってまぶしいって感じることがあるんだから。


それに人混みだと、沢山の情報で処理が追い付かなくなる。

行き交う人、その人の服装や動き等、車や公共交通機関。

もし誰かと一緒にいるなら、その人との会話や様子。

沢山の情報が一気に頭の中に流れ込んでくる。

それがずっと続くから処理が追い付かなくなって、頭の中がいっぱいいっぱいで気分が悪くなる。


聴覚過敏の対策はヘッドフォン。

耳をふさいで、時には音楽を流して自分の世界に入ったりして、周りの音をごまかすんだ。

家の中にも外にも沢山の音がある。

家の中なら料理の音や人の動き、会話など。

特に嫌いなのは掃除機をかけるとき。

自分でかけなきゃいけない時なんてもう最悪。何の対策もしないでかけ始めたら、ずっと耳元でサイレンが鳴っているようなものなのだから。

外には車や公共交通機関の音、お店の音楽、買い物客やその他の人の声、機械音とか沢山の音がある。


いくら帽子やサングラス、ヘッドフォンで対策しようが限界はある。

出かけた後なんてもう刺激につかれてぐったり。

酷い時なんて、身体が鉛のように重たくなって動けなくなってしまう。


僕には今のところないけれど、ほかにも触覚過敏や嗅覚過敏、味覚過敏なんてのもある。

嫌だからしたくない、嫌いだから食べたくない。そんなこともあるかもしれない。

でも、したくても理由があってできない、食べたくたって食べられない、なんてこともあるんだって知ってほしい。

全てをわがままの一言で片づけないで。


前書きにも書いた通り、感覚過敏について少しでも認知が広がればと思って書いた作品です。

感覚過敏は人によって様々な症状が出ます。

本作品は自身の症状をベースに書いているため、同じ視覚過敏や聴覚過敏を持っていても異なる症状で困っている方などもいます。

少しでも多くの方に見ていただければと思い、あまり堅苦しくなりすぎないように書きました。

これを機に、感覚過敏について調べてみたり認知していただけると幸いです。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ