表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

85/496

八十五羽 ☆ リュリュエル、聖水!

「はあ〜。長旅の疲れを癒す風呂がめちゃくちゃ気持ちいい〜」

「りふれっしゅ〜」


「一体いつになったら着くんだか。

このお湯の香りがなんとも。ビニールプールだけど最高!!!」

「おふろ〜、さいこ〜」


「アヒルで遊んでる、シャンプーハットでワンピースなリュリュエルさん、毎日風呂用意してくれて、背中流してくれて、ありがとな!」

「どういたしまして! マオ様の故郷のお方たちはお風呂大好きですもんね!」


「前にも思ったけどさ、このお湯ってどっから出してるの?」

「エンジェルバッグですよ。ボクが作った聖水を熱々にしました!」


「へ〜。……聖水なんてどうやって作るんだ?」

「ひ・み・つ! きゃっ♡ 想像にお任せしま〜す」

「おまかせ〜」


「急に怪しさを感じるのは気のせい!?」




「リュリュエルが来てくれてから、もう半年経っちゃったのに、まだ着かないかなあ? 」

「マオ様と一緒が楽しくて、あっという間でしたね!」


「もう、時間も場所も感覚がおかしいよ〜」


「言われてみれば確かになんだか不思議な感覚ですエンジェリックア〜〜〜イ!

マオ様、この辺りをせ〜まちゃんで、えいってやってもらっていいですか?」


「? ああ。聖魔剣スラ〜〜〜ッシュ! ぐあああ!?」

「てふてふぱうだ〜」

「さわやか!」

「今度はあっち。そっちも。そうそう、じゃあここも」

「おう! でもなんのために!? 痛いの嫌なんだけど!?」




「やっと! やっと、ふもとに着いた〜〜〜!

ガッツポーズ100連発!」

「がっつぽ〜ず〜」


「空気がうまい!」


「聖なるマイナスイオンがビンビンです!

長い道のりでしたね! 道々、マオ様が倒した魔獣肉や、森や川の幸などでエンジェルバッグがホクホクです!」

「そういえば、リュリュエルの手料理うまかったな! 前はあんなにろくでもないと思ったんだけどな〜」


「やっとボクの隠し味にマオ様の味覚が目覚めてくれたんですね!

見てください! 地獄の猛火ハバネロに地獄の極寒アイスプラント! お料理するのが楽しみです!」


「そんなの食べさせるつもりだったりしたの!?」

「おいしそ〜」

「てふてふさん!?」




「マオ様! 大樹を見てください! なかなかの絶景ですよ!」

「おおおお〜!!!」


「大きすぎる大樹! いくつものウロを利用したお住まい。樹皮を利用した階段。

つる植物が緑のカーテンのようになっていて、赤藤ランプや青藤ランプがイルミネーションのように輝いています! 樹の股から注ぐ水流は小川になるほど!

そのほかいろいろ、なんていうイリュージョン!」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ