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五十四羽 ☆ リュリュエル、地獄!

ちょっとギリな服を着たみんな「いっただっきま〜す!」

「ジョーミノの上ミノが絶品……んん?」

「猪でいて牛のような、力強い野趣味がうま……いっ!?」

ちょっとギリな服を着た屋台店主「うちの串焼きよりもおいし〜……いい?」


ちょっとギリな服を着たみんな「ぐふぅはっ!!!???」


「リュリュエル!? これ何!?」


「はい? ジョーミノのお肉ですよ?

普通の猪さんや牛さんよりも深い味わい。

ゴリゴリと噛み応えがあっておいしいですね!」


「ゴリゴリって何!?」


「ジョーミノが持っていた<地獄を帯びた断頭アックス>を千切りにして隠し味にしちゃいました!」

「地獄!? それ、隠し味!?」




「おいしかった〜!

一時はどうなることかと思っちゃった!」


「なにも隠し味を取り除かなくてもよかったのに!

千切りじゃなくて、みじん切りにしておけば良かったです〜。

ぷんぷん!」


「おなか壊すどころじゃないからね!?

千切りされた斧のおかげで中までしっかり火が通っておいしかったけど!

それにしても……ふう。

駆け出し冒険者のあたしがこんなに活躍できるなんてね」


「ナユ様! その調子で魔王をやっつけちゃってください!

「魔王はだいぶ無理じゃない?」


「いいえ! ナユ様とスライムくんなら大丈夫です!

……はじまりっぽいダンジョンにきて、はじまりの村っぽい村を思い出しちゃいました。

ボクはそろそろいきますね!」


「キミがいなかったら、大変なことになってた……。

実際、大変なことになったけど!」


ちょっとギリな服を着た屋台店主「命あってのものだねさね!」

ちょっとギリな服を着た住民たち「ナユちゃんとスライムのおかげで助かったよ!」

「ドジナユ姉ちゃん! スライムちゃん、ありがとう!」


「うん! あきらめないでよかった……リュリュエルありがと! って、いない!?

まあいっか……また今度、きっと会えるよね!

ね! スライムちゃん!」


「プルプル!」


ちょっとギリな服を着た自警団「さあ! 今日から大変だ! 駆け出し一人と一匹に負けないように俺たちもがんばろう!」


ちょっとギリな服を着た住民たちの歓声!


「プルプル!」

「どうしたの? またおなかすいたの?」


「プルプルプルプルプルプルプルプルプルプルプルプルプルプルプルプルプルプルプルプルプルプルプルプルプルプルプルプルプルプルプルプルプルプルプルプルプルプルプルプルプルプルプルプルプルプルプルプル!!!」


「えええええええ!?」



☆次回新章!☆

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