五十三羽 ☆ リュリュエル、特別!
「皆さん、服がボロボロになっちゃってました!
神の使徒、リュリュエルにお任せください!
おお! 我らが父よ!
街の住人にスケスケ狂フィスエルの真似事をさせない衣をお与えください!」
「うそ!? ……街のみんなに服が!?」
みんな「きゃあ!? こんなところに切れ込みが!?」
「これはどうなんだ!?」
「このデザインは……これはこれで、いい!」
「なんか、みんなして、ちょっとギリギリなところない!?」
「はい! ワンポイントを入れました!
皆さんによろこんでいただけたようで良かったです!」
「ワンポイントいらないんじゃないかな!?
一部の人だけよろこんでるけど!」
「ナユ様は特別仕様です! 溶けちゃわないですよ!」
「うん! この服とってもかわいい!
リュリュエル、ほんとのほんと〜に天使なんだ!
ありがとう!」
「なんといっても、ボクの女勇者様ですから!
スライムくんが入れるポーチ一体型で、ワンポイントが素敵ですよね!」
「え? ここ!? ここはちょっと……恥ずかしくない!?」
「大事なところは守らないとですよ?
合体するときが楽しみです!」
「恥ずかしいから楽しみにしないで!」
「さあ! 冷めちゃいますから、あったかいうちにどうぞ!」
ちょっとギリな服を着た自警団「すまないが、俺たちや住人にも分けていただけないだろうか?
この有様で食い物もないし、おとなも子どもも昼食前で腹を減らしているんだ」
「リュリュエル、街のみんなにもいいかな?」
「もちろんです! 皆さんに食べてもらえたらボクもうれしいですし、ぜひ配ってください!」
「先に食べちゃ悪いから、みんなに配るのあたしも手伝うよ!」
「プルプル!」
「ナユ様! あいかわらずおやさしい!
そこがナユ様のいいところ!
スライムくんも手伝ってくれる姿がかわいいです!」
「皆さ〜ん! 行き渡りましたか〜〜〜?
それでは! どうぞ召し上がってください!」




