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五十二羽 ☆ リュリュエル、チュ〜!

「どういうことか気になりますエンジェリックア〜〜〜イ!

スライムくんの称号は!

<由緒正しき古のバンパイアスライム>!」


「スライムなのにバンパイア!?」


「ナユ様の称号は<古代魔人文明ウシャの末裔 天空から落ちる真紅の一雫>。

お二人の称号の一部、ナユ様の古代とスライムくんの古が気になるところ!


スライムくんのスキルは……。

<夢が広がる無限の膨張>!

<グルメな万物融合変換>!

<血脈で繋がる古の絆>!


ナユ様のスキルは……。

<血脈で繋がる古の絆>!

<天性のドジっ娘プレイヤー>!!!


スキルがまさかのドジっ娘!

うっすら見えていたうちの一つはこれですね!

今回のバトルで才能開花したというところでしょうかっ!

うっすらとまだなにかワクワクがありそう!

ナユ様とスライムくんに授けた同じスキルがあることよりも、こっちの方が気になりすぎです!」


「ドジが才能開花ってどういうことかな!?」


「プルプル!」


「長いのではしょっちゃいますが、ナユ様とスライムくんがいい感じになった! ってことですね!」


「は!? はあふぅぅぅん!?

なにこの脱力感!? き、気持ちいい……」


「ナユ様の首筋に咬みついて、スライムくんがぬるっとチュ〜チュ〜、血を吸ってます!

さすがバンパイアスライム!」


「なんで!?」

「ボク、知っりませ〜ん!」


「止まった……なんだかとってもお腹がすいてきちゃったんだけど」

「プルプル!」

「スライムちゃんも?

倒したジョーミノ食べる?」


「ブルブルブル!!!」

「いらないみたいですね?

おいしい串焼きと、生のモンスターとの味の違いを覚えちゃったのかと! グルメですね!」


「だから、戦いのときにジョーミノを食べなかったのかな?」

「プルプル!!!」


「ではでは!

ボクの手料理を振る舞っちゃいましょう!

食材はもちろん鮮度抜群のジョーミノです!」




「しっかり焼けました!

各部位ごとに無駄なく料理!

ワイルドにしっかり火の通った串焼きと、おっきいホルモン焼きです!」


「いい匂い。屋台の串焼きよりおいしそう!」

「プルプル!!!」

「あっ!? きゃあああ!?」


「通常ボディになったスライムくんが串焼きにかじりついてますね!

喜んでいただいてうれしい限りです!」


「あ、あの! 裸!」

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