表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

50/501

五十羽 ☆ リュリュエル、強敵!

「ナユ様も街中の皆さんもほぼ裸体! 大事なところだけ、かろうじて服が残ってます!

武器屋も鍛冶屋も道具屋も民家も、その他もろもろぜ〜んぶ、土台や柱を残して、ほとんどなくなっちゃってますね!

皆さん、ご自身の命があったことに大喜びしてます!」


「大喜びっていうより阿鼻叫喚あびきょうかんじゃないかな!?」


ほぼ裸体の自警団「モンスターだ! でかいモンスターがまたくるぞ!」


「あれは……巨大な斧を持った巨大なボアファングジョーミノタウロス!

猪の特徴と牙とでかいアゴを持った牛!」


「猪なの!? 牛なの!? どっちなの!?」


「もうどっちがメインかわかりません!

略してジョーミノにエンジェリックア〜〜〜イ!

称号<ダンジョン開発育成担当 魔王の尖兵としてまめに働く猪牛鬼>。

魔王の配下です!」


「こんな状況で、あんな強敵どうするの!?」


「しょぼいダンジョンを開発しようと、街をぶっ壊しにきたら、もうぶっ壊れてやがる!

手下どもはどこに行った!?

まあいい! 裸同然の人間どもなんぞ、ごみクズ以下!

俺様がみな殺しにしてやる!」


ほぼ裸体の自警団「ナユちゃん! みんな! 逃げろ!」


「武器もないし、これじゃ戦えないよ!

でも、あきらめちゃダメ! きっとなんとかできるはず!

今度こそ街のみんなを守りたい!!!」


屋台店主・住民たち「ナユちゃん!?」


「ナユ様! 恥ずかしい気持ちを押し殺して堂々と! その心意気がすばらしい!

大事なところは柱やがれきで都合よく見えません!

とはいえ、いくらボクでも、恥ずかしい状況のナユ様を戦わせるわけにはいきません!

ボクだって恥ずかしいのは、恥ずかしいですからね!

ここはもう一度、勇者スライムくんに活躍していただきましょう!

スライムくん、お願いします!」


「プルプルプルプル!」


「スライムくんが、ジョーミノに!

あれれ? ナユ様に飛びかかってます!」

「きゃあ!? スライムちゃん!?」


「スライムくんがナユ様を食べちゃいました!」

「何これ!? スライムちゃんが!?」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ