表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

26/498

二十六羽 ☆ リュリュエル、実食!

「さあ! みなさん、熱々のうちに召し上がってください!」


僧侶「キラリと光るおかか!」

魔法使い「黒光りするソース!」

武闘家「黄金に輝くマヨネーなんちゃら!」

騎士「タコがはみ出ている見た感じが、なんてうまそうなんだ!」


「こんなの作れるなんて、やるじゃないリュリュエル」


みんな「いったっだきま〜す!」


「おいしいじゃない!」


武闘家「ほんとね!

マヨネーなんちゃらとソースがおいしい!」

魔法使い「あふっ!

熱すぎて口の中がズルむけるわ!」

僧侶「天使様の手料理……。

ああ〜、天国に昇っちゃいそうです〜」

魔法使い「行っとけ、天国」


「お喜びいただいてうれしいですっ!

やっぱりマオ様がおかしいんですよ!

プンプン!」


みんな「ぐふうっ!?」

騎士「なんか刺さったぞ!?」


「ニードルオクトパスの吸盤についている獲物を殺すための凶悪なトゲですね。

刺激的な隠し味!」


「隠し味の方向が違う!

下処理ちゃんとしなさいよ!

ろくでもないもの食べさせないで!」


「ろくでも……マオ様にも言われました……。

一年もがんばったのに……。

心を込めて作ったんですよ? ひどいです〜。

涙が出ちゃいます」


「う……涙をためたってダメなものはダメ!」


「マオ様、ボクの手料理で、スキルを獲得していましたよ?

<鉄壁の胃袋 毒素完全栄養変換レベルMAXダブル>」

「ダブルって何!?」


騎士「まじか……なんていう苦行だ」

魔法使い「強くなりたかったら食うか?」

僧侶「味はとってもいいんですけどね」

武闘家「針をよければいいのよ!」


四人「ぐふぅ!?

こんなの一日だって無理!!!」


「マオって人、よく一年も耐えたわね!?

リュリュエル!

あんたの料理がどんなものなのか、食べてみなさいよ!」


「え〜〜〜……もう、おなかいっぱいです!」

「心を込めた手料理が自分で食べれないのっておかしくない?」


「……おなかがパンクしそうですけど、仕方がないですね」

「ほら、早く食べなさいよ」

「じゃあ、一口だけいただきます」


「おなかがいっぱいだなんて下手な言い訳。

ろくでもない料理をふるまったこと、自分で味わうといいわ。ふん!」


「ん。ちょっとチクチクしますが、ポリポリとスパイシーな歯ごたえが美味!

タコの弾力ととろ〜り生地がおいしいです!」


「ポリポリ!? スパイシー!?

口の中まで無敵!?」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ