百二十二羽 ☆ リュリュエル、召喚!
「わらわもお主も長命じゃ!
今すぐ返事をせんでも良いし、愛人の一人や二人、おってもよい!
さて……おそらく数百年か数千年か……どれほどの時を経たかのう……目覚めたからには、滅んだ我が国を復興させるのみ!」
「復興ですか! ボクもお手伝いしちゃいます!」
「落ち着いたら子作りにはげむとしようではないか! 婿殿!」
「ふぇわ!? 子作りですか!? ボク、恥ずかしいです〜!」
「そう恥ずかしがるでない!
まずは……魔人の角を装着っと。
デヴィ・ルゥノ・オウの名において命ずる! 生体認証コンソール起動!」
……個体スキャン開始 デヴィ・ルゥノ・オウを確認 起動認証 心よりお待ちしておりました
「うわお! デヴィ様の目の前に透明なスクリーンがいっぱい現れました!
データ的なあれこれ表示がいっぱいです!」
「これまでの歴史など収集しておるな?
ざっとでよい、わらわにインストールせよ」
……生体インストール開始
「ひゃいん!
む……コホン……久しぶりじゃと刺激が強くての」
「なんだか、お顔が赤いですね!」
「そ、そんなことないわ!」
……生体インストール完了
「……ふむ、なるほどの。
よし! 最後の戦いで残った決戦兵器を召喚するかの!」
「決戦兵器! ワクワクですぅ〜!」
「バップ召喚じゃ!」
……直上上空にて待機中 スクリーンに映します カモフラージュ除去開始
「なんじゃと!? 上空におるだと!? なぜに!?」
「あれは! ボクとスピード勝負した遺跡の建造物じゃないですか!
土の塊がどんどんとはがれて、そのお姿が!?」
「スピード勝負とな!? なぜに!?
あれこそは、ルゥノ国が誇る最終決戦兵器! 超超超弩級戦艦バトルスライムシップ! 略して、バップじゃ!」
「うっわぁ〜お! かっこいい!」
「ブリッジ発進! 戦艦バップにドッキングじゃ!」
「ドッキング! ふぅわ! ワクワクが止まりません!」
……スライム核融合炉始動 スライムエンジン起動確認 大地下格納庫より発進 衝撃に備えてください
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!
少し前のナユ様とスライムくん!
「きゃあああああああ!」
なぜか滑り台のような、ダクトのようなスロープを猛スピードで落ちるように滑るナユ様!
「うわ!?」
ポイっと放り出されて、スライムアーマーのおかげでぬるっと軟着地!
「あいたた。リュリュエルとはぐれちゃった。
リュリュエル、大丈夫かな?
わ! こ、ここは? なにこの広い場所?
もしかして……宝物庫!?」
どういうわけか!
ボクとは違う場所に来ちゃったみたいです!
さすが! 天性のラッキードジっ子娘!




