百十八羽 ☆ リュリュエル、華麗!
「今度こそ! はぺ!?」
「ダメです! つるっとぬるっと足をすべらせて! いつも通り華麗な前転びたーん!
地面にチューをしながら、たまたま偶然、転んだ先のスライムがスライムソードで真っ二つ!」
「……やった! わたし、やったよ! とうとう二匹目をやっつけた〜!!!」
「おめでとうございます! 二匹目って、スライムくんも入れて二匹目ですか?」
「うん!」
「ポンコツ!!! 全異世界の神様みんなもびっくり! おそらく全異世界一のポンコツぶり!!!」
「全異世界ってそんなのあるの!? あたしは、全異世界一のビリってこと!?」
どんどん奥に進みます!
「今度はドクドクスライムです!」
「やあああああ! はた!?」
「またまた、つるっとぬるっと!
ああ! 転びそうで転ばない! くるっとシングルアクセル!
たまたま偶然、剣の軌道に飛び上がったポイズンスライムを真っ二つ!
地面にびたーん! 地面にチュー!」
「うそ!? 三匹目をやっつけちゃった!?」
どんどんダンジョンの奥に進みます!
「ややや!? 続いて肥え太ったファットスライムの登場! 貪欲にナユ様に襲いかかります!」
「きゃああああ!? はちゃ!?」
「うっかり転んじゃったナユ様の頭上をファットスライムが飛び過ぎます!
たまたま偶然、回避! ナイスタイミング!」
「なんだか……いける気がする!」
「ナユ様、たまたま偶然なラッキーが重なって自信たっぷり!」
「やあああああ! はゆ!?」
「また、蹴つまずきました!
ドジっ娘のへっぽこ具合は変わりません!
ですが!? 倒れる前に足が一歩前進!
ふんばろうとして、また蹴つまずいちゃってます!
ぬるっと二歩! つるっと三歩!」
「あたしは! あたしは負けない!」
「ぬるっとつるっとぬるっと! 一歩ずつ!
歩みを進めるごとにスライムアーマーのぬるぬるが地面に広がって!
滑りに滑って、いつの間にやら華麗なステップ!
これはまるで!?
アイススケートのステップシークエンス!」




