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時空 まほろの童話集

ころころん、星のどんぐりさん

お空の世界には雲がたくさん浮かんでいます。

その雲の一つに、星のどんぐりがなる木があります。

お星さまのどんぐりって、どんなどんぐりでしょう?

それは光るどんぐりなんです。

キラキラと光る星のどんぐりの木は、たった一本しか、その雲にしか生えていない木でした。

どんぐりたちは会話します。

きらきらん、と鈴が鳴るような声でお話しています。


きらきら。

きらんきらん。

ころころろ。


あっ!


一つのどんぐりが、笑った拍子にお帽子からポロっと外れてしまいました。


きらきらきら。


旅をしてきまーす!


そう言って、地上へと落ちていくどんぐり。


それは、光の尾を引いて、流れ星となっていきました。


きらきらきら。


笑い声を残して、地上へと冒険に出たどんぐり。


さあ、これからどんな冒険が待っているのかしら。


きらきらきら。

きらんきらん。


兄妹たちも、気になってお話しています。


ぼくも。


わたしも。


そうして星のどんぐりたちは旅をする為に、地上へと流れてゆくのでした。


それは、地上から見ると、美しい流星群となって見えたのでした。



短い短い、流れ星の、お話でした……。

お読み下さり、本当に本当にありがとうございました。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 流れ星の正体がどんぐりって、面白い発想ですね。童話ジャンルにふさわしい、可愛い作品だなと思いました。
[良い点] 「冬童話2022」から拝読させていただきました。 とても綺麗で可愛らしく、本当に小さい子の読み聞かせに使いたい作品ですね。
[一言] 可愛らしいお話でした!
2022/01/16 12:03 退会済み
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