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君に送るワルツ  作者: 青木星
26/34

23話ドラゴンの歴史

オルガさんの話も書きたいですね。


皆が紙を見ている途中に先生が喋る。


「その紙の内容はスマートフォンに

写真として保存するもよし、捨てるもよしだ。

好きにしろ。


それじゃ俺はD.Eクラスの副担任だから

そっちにいくぜ!アディオス!」


「「えぇ、副担任って形だけっていってたやん…。

絶対授業放棄じゃんか…。」」


Sクラスの生徒は皆ため息をついた。


「それじゃこれから誰が授業をするんだ?

自習って事か?」


田口龍が先生に質問する。


先生はニヤリと笑みを浮かべ、


「自習じゃぁないぜ。

これから教室での授業は別の教師がやる事になるぜ」


そう先生は言い残し教室をさってしまった。


しばし混乱していた教室の中だったが

ガラガラガラ、と全身スーツを着た

高身長イケメンが教室の扉を開けて

教卓に歩いてきた。


そんな彼にSクラスの女性数名は一目惚れしたような

心を撃ち抜かれたメスの顔になっていた。


左目の下にあるホクロが彼のチャームポイントなのだろう。


「やぁ、生徒諸君。

彼にかわって勉学の指導を任されている

ケイン・ストラディウスです。以後よろしく。」


僕たちは拍手でケイン先生を歓迎する。


「今日からのスケジュールをスマートフォンの

メールに送信した。

朝にしたので気づいた生徒もいると思うが

皆確認してくれ。

今持ってきていない生徒は

次からは持ってくるように。

とりあいず忘れた人にはプリントを渡す。


僕はいつもスマホを寮に置きっぱにしていたので

ケイン先生からプリントをもらう事に。


「スケジュールには一学期の予定が書かれています。

今回から5月までは、進化学を学びます。

まぁ今日はオリエンテーションだから

進化学の授業をするつもりはなかったが、

ロビンフ先生が余計な事をしていたので

他のクラスと勉学に差が出ていると僕は思います。」


やっぱ格付けって余計な事だったんですか…。

思ったけど…、ロビンフ先生が担任になるより

ケイン先生の方がふさわしいのでは?


「じゃあ君達は前を見るだけでいいですよ。

つまらないと感じるなら寝ていても構いません。

ただし、一学期のまとめテストで赤点をとった場合は

退学となるので気をつけて。」 


今さらっとやばいこと言ったよね?

僕は生徒は卒業まで学園の外には出られないと

聞いたので退学者はどうやって学園の外に出るのだろうと気になる。


「退学となった場合、学園の外に

出られるのですか?」 


進之介も気になっていたらしい。


「えぇ。」


可能らしいがどうやってという疑問は解決しなかった。


「他に質問があるのなら今のうちに。

あと、個人での質問があれば

直接僕のメールアドレスに書いて送って下さい。


……。ないですね。


それじゃあ、授業を始めます。


まず、進化学とは名前のとうりどのように

古代から今にかけて生物が進化していったのかを学ぶ学問です。

そこから、みえてくるものが沢山あります。

僕は、君たちに少しでも進化学に興味を持ってもらえるように頑張ります。」


開始0分、秋良が寝ている。


「まずは、ドラゴンの歴史を見ていきます。


ドラゴンとは、基本、全てにおいて人間を凌駕する力を持っています。

また、今は数を減らして1000体以下になってしまいましたが寿命が長く、500年前と今では数があまりかわっていません。


ドラゴンが主に死ぬ要因は、他種族との戦争でです。

彼らは戦闘力がこの世界でも随一と言っても過言ではありませんが、知能が人間より低くドラゴン種の約9割が

ただ本能のままに動く凶暴な怪物です。


それにより、よくドラゴンと他種族の間で戦いが頻繁に勃発します。


ドラゴン同士では共通言語を獲得しているので

知能の低いドラゴンが知能の低いドラゴンを群で呼ぶとなれば人間種にまず勝ち目はありません。 


しかし、現実にはそのような光景が目撃された事はありません。


なぜなら彼らは、自分という存在に確固たる自信を持っていて自分がドラゴンの中でも最強であると自負しているからです。


そんな彼らは皆孤立し、 

ドラゴンと他種族が戦ってドラゴンが死ぬというより、

ドラゴン同士が戦いあって敗者が死ぬという光景が

よく見られます。


そうしてドラゴンは1000年前から500年前までに

約1万体いたといわれていたのが千体ほどに激減したのです。


そんなドラゴンたちもついに頂点に君臨するものが現れます。

それがリンドヴルムと呼ばれるドラゴンです。


リンドヴルムは、力でドラゴン種全体に

自分が最強であると知らしめ、ドラゴン同士で争ってはいけないという法を作りました。


彼が最強であると知らしめるために殺したドラゴンの数は五千体ほどだといわれています。」


「すげぇぇ!!」


田口が興奮する。


彼の異常に大きな声を彼の前の席にいた秋良は瞬時に

耳を塞ぐ。


カルミアは、田口を野生のゴリラか?といったような 

目で迷惑そうに睨みつけている。


進之介は特に動じない。

僕は、あまりに授業が面白いので田口くんが

興奮しているのには動じない。


「フフ、そうです、すごいのですよリンドヴルムは。

彼に殺戮される事に初めて畏怖、恐怖といった感情を持ったドラゴンたちは彼が自分たちの頂点であることを認め、彼が作った法を守る事にしました。


僕はドラゴンが好きなので

ちょっと余計なことも喋ってしまいましたね。


ドラゴンがいかにして進化していったのかを今から話します。


ドラゴンは元々翼がなく、

トカゲが巨大化したような姿をしていました。


地上では彼らが一番強く、〝恐竜〟と呼ばれていました。


そんな彼らがこの世界の支配権をかけた戦いの時に、

空を自在にまう天使族に手も足も出ずに

敗北しました。


そんな彼らは、いつしか天使族を倒せるように

空を飛びたいと思うようになります。


また、倒したい気持ちだけではなく、

空を自在にまう天使族に憧れを強く持つようになります。


もちろん翼のないドラゴンは飛べません。


そんな彼らの意志がかなったのか、

数年後に翼の生えたドラゴンが誕生します。


しかし、その翼の使い方を知らないそのドラゴンは

うまく使いこなせなく、子孫をのこして死んでしまいます。


そして翼が生えた次の世代も、10秒ほどは飛べるようになりますが、天使族のように自在には飛べませんでした。


しかし、彼らは諦めません。


そんな固い意志の末、

ついに自在に空を舞えるドラゴンが複数誕生しました。


そんな彼らはついにこの世界の支配者候補として天使族

と戦えると喜んでいましたが、

時すでに遅し。


すでに天使族が支配権をかけた戦いで

勝利を収め、この戦いに終止符が打たれていました。


それを知った彼らは激情します。


そして、暴れ狂い始めました。


そして、緑あふれる自然の大地を灰に塗れた荒野に。

美しき海を汚泥に。

 

そんな彼らを見かねた天使族は

とある提案を

ドラゴン種の中でも理性があり頭脳明晰な

ヨグ=ソトースというドラゴンにします。



【 1000年後に月が蒼く染まる日が30日続きます。

その期間に私たち天使族があなたたちに宣戦布告します


 そしてその期間内に天使族の王であるこの私、

 ラファエルを討てたのならあなたたちにこの世界の支配権を譲りましょう。


 ですが、討てなかった場合。

この世界の管理者として貴方達ドラゴンを滅ぼします。


この提案を受けますか?            】


この提案を一度ドラゴン全体にヨグが言うと

血気盛んなドラゴンたちは

大賛成して、この提案を受諾することになりました。」


「1000年後って事はあと数年したらこの戦いが起こるって事なのか!?」


ケイン先生は、騒がしい田口に表情ひとつ変えずに答える。


「お察しがいいですね。あと一年後、

僕たちが住んでる大陸ではない

レインカーン大陸と呼ばれる大陸で戦争は始まります。」


「まじかぁ!ヤベェじゃん!」


「そのため、リンドヴルムが頂点に立つまで、

ドラゴン達をまとめる座を皆が狙い、

ドラゴン同士の戦いが頻発していたわけです。


そして僕たちがいるこの学園には

前は天使族、今は神となった方が

あらゆる結界を何重にもはられています。


なので、僕たちが被害に遭う心配はありません。


また、万が一があってもこの国の国民達には

ヨルムンガルド騎士団がいます。

また、貴族の長達が必ずや守ってくれるはずです。」


僕たちは納得する。

たしかに彼らがいれば万が一があっても大丈夫だろうと。


…。


秋良は寝ているような体勢だが、話は聞いていた。


「春は結界がはられていた闘技場を壊したんだ。

一様危機感を持っていた方がいいな」


と思うのであった。



                        







読んでいただきありがとうございます!


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