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詩送り  作者: 猩々飛蝗
97/545

2019/06/03 14:50/鷦鷯飛蝗

蜂か蝶かも判然としない蝉がふらふらと横切っていった二年前

午後、炎天下に白く焼け出されながら

僕は

明度を上げる世界に眼を灼かれ

諦めとともにタンクローリーの影に隠れた

スクーターが蔓延る昼下がり

肘を咬まれ

雲間という雲間を恨みながら痩せ細った三年前が見えた

無駄な往復は醒めながら夢中にある証拠であり

立ち上る汗の匂いに自己嫌悪を滾らせる

自意識過剰の自覚は敬遠の自己参照を始め

シャットダウンを知らない回路はそれでも回りつづける


差異を知らなかった

才を知らなかった

同じやり方で敵うはずもなかった

認めたく無さに駆けずり回り

虫さされと掻き跡だけが増えた


そうしてやっと今日の昼下がり

太陽は雲に隠れて

取り戻すために僕は登っている

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