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詩送り  作者: 猩々飛蝗
95/545

2019/06/02 16:14/鷦鷯飛蝗

サボテンの花が咲いていた

山向こうの交通量

部屋の隅の冷蔵庫

不協和な唸りが僕を覆う

洗濯機と隣人まで参加し始めて

起きた体で惰眠を貪るわけにもいかない

視界は徒に霞んで

網の目を透かしたみたい

触れたわけじゃない

砕いたわけじゃない

日に当たらないのがうれしくて

装ったふりに甘えただけだ

欠いたことはない

喰らったことも

いつなら忘れて

君と征けるの

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


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