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詩送り  作者: 猩々飛蝗
83/545

2019/05/27 10:22/鷦鷯飛蝗

五月の蜻蛉藻の張る池

蜥蜴なんていつぶりにみただろう

竹林から手をさしのべるみたいに、刃葉(やいば)

取り囲むように、伝って


急な坂に飽く君もそうだけど

先のことなんて何も考えてない

考えてられない


空っぽが虚無じゃないのは自然が稀に見せる錯覚

坂のてっぺんが目的地じゃないのは錯覚から抜け出して得た錯覚


おかえり今日もダメみたいだ

道草が腿を撫でる

いつみたって嘘みたいでしかない空の下

整えられた芝生より本当なんでしょうか

どうでもいいね


鉄塔、見ないふりで実務へ向こう

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