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詩送り  作者: 猩々飛蝗
75/545

2019/05/24 13:21/鷦鷯飛蝗

伸びをすると、圧された空気が絞り出されてきて

ふ、と、ゆるめた体

誰のものだっけ


右手首に視線が触れて

あ、虫

黶だった


過ぎったのは曾祖母のこと

小学六年のころのこと

いつも夕飯とってる横で

せっせと銀蠅潰してた


銀蠅はテーブルクロスの模様で

永遠に変化しない魔法の虫だった


俺はというと

今日も黶に虫を見てしまう

減ったり増えたり、

もしかしたらそのうち、する虫


昔はぜんぜん平気だったのに

いつから嫌いになったんだ?


時々、本当に虫は飛んでいたりして

もう虫についての感覚はあてにならない


床が抜けそうな昼下がり

溶けそうな陽射しを

図書館で避けながら思う


ここなら虫はいないから?

本の虫しかいないから

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