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2019/05/22 18:57/鷦鷯飛蝗
散文詩なんてのは、そう、日の暮れきる前、田んぼの裏手に、遠くから響くサイレンとか
いつもと違う角度から見た借家の景色とか
あと、端的に君とか
きっとそういうものだ
そんな空間で不用心にも屁をこいたりするもんで、これもまた散文詩だ
排水溝には髪の毛と皮脂と汚れと石鹸滓が絡まるし
シンクの隅はカビてくるし、ハイターはクソの役にも立たない
そんな中白壁に射してるなけなしの夕陽なんかを、俺は、散文詩なんて呼んで、だってもう、そうでもしないとやっていけない




