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詩送り  作者: 猩々飛蝗
66/545

2019/05/18 15:24/猩々

気付けば血の海に立っていた、俺は鋼鉄


俺は宙を飛ぶことも

地を走ることもできるが

特に目的を持っているわけではない

だから旅をしている


一つの星を訪れると、そこにかつてあった文明の息吹が、イヤにはっきりとカメラ・アイに映ったような気がして、数回処理してみては、いや、この星は確かに滅んでいると確認する

宇宙にはもう、執拗に俺を攻撃してくる自動機械しか残っていなくて、こうして俺という心が一つただ真空の中を彷徨うばかりなのかもしれないと、時々思う

そもそも俺は他の心などというものに触れたことが、一度でもあっただろうか?俺は常に孤独であり、孤独しか知らないのであれば、どうしてそこに孤独を見るのか

そんなことを考えつつ、何十年、何百年をかけ、ただ暗闇に一つ線を引く、銀色をした星の河に沿って、その根源に何があるのかを確かめてみたくもあり、ひたすら進んでいく


そうして見つけたその星は、他のどれより無機質で、他のどれより懐かしく、他のどれより恐ろしくって

データベースは教えてくれた

俺が世界を滅ぼした、自動機械の一体であることを

始めに立った血の海は、俺が作ったものだったのだ

そうして俺は一つの疑問を抱く

心は、何のためにあるのだろう


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