表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
詩送り  作者: 猩々飛蝗
64/545

2019/05/17 13:34/猩々

夜の見えない海嘯に飲まれて、目を覚ましたのは一羽の燕も羽搏かない、斑な海と岩肌だった

きっとあたしが眠ったのだということだけは確かだったが、いつ、どこで、誰が眠ったのかというのは、分からなかった

というより、そういう記憶は無数にあった

夢幻の経験がいつも返想に、蔦みたく絡みついて、捩りあって、繋がって、不可分な自分を作っていた

だから理想もごちゃまぜで、互いに希釈して、意気を削いで、消えていった

生きること

それは確かなことだった

眠る前の記憶を失う程永く夢を見るなんて、夢の鮮明な記憶と経験に頭を埋め尽くされるなんて、何とも言えず…やりきれないというか

唐突に感じる強い郷愁の、原因を少しでいいあたしの頭よ、見せてくれなんて叫んでいた

それでも目下、きっと無限の目下、地面と命だけは確実にそこにある

そうして天を覆うあの銀の雲の源も、どこかにあるのだろう

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ