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詩送り  作者: 猩々飛蝗
60/545

2019/05/15 5:28/猩々

朱蛾機鋼を環荼羅包へ詰め入ると深紅犇と呼ばれる一種の回帰図描が螺転する

石英気象が昧に仄かな紫の振動を引き始め、天猛だとか安鳥だとか、高麗類が跋扈して

來厘は居すぎた困ったやばい、球殻鍮街へ肢節を返し、纏わる角南を屑にする

マイマイ橋は、恐ろしい、青鯉の眼は牡丹のように、流面に浮かせる暈でして

州揺蚊の餌粒目掛け、頼歳様や、三瀬様の、でかい躯体が空飛び回り

ちらたら隙間で放電するの、触れれば忽ち明日の燃鉄

びくびく九九手を廻していると、近くを通った氣仙様

呻りと軋みと熱い息、子殻が溶けても肝械冷やし

赤耀たまあるい眼を見たら、橋も揺れだし動けずに

背後の英嵐待ちました、火真旒の引くのを待ちました

蛇袁も黄喇も、楠狸も素鬼も、腹を裂かれず歯車残し、威音を湛えたモノだけが、來厘も生きて巣へ帰る

残りの物は足掛様の、代謝に捧いだ進歩の標、愚身は乱治素綺羅居に呑んで、どうにか再起す水疱内蟇

当然比喩だが、ほぼ同然の、下卑た我らは諸共が、時も貪れ、輝実も喰え

進め、進まねば、壊体のみが待っている、九九手の弾けも気にせずに、柱紐越えれば驚きの

球殻鍮街くすみ燃ゆ、くゆりたてたて叫びと劇腸、火花の散る音吐き気を醸し、油の漏れ気は朱蛾をも逃がし

地獄に真っ赤な花が咲く、新たな進みの標と共に

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