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2019/05/11 18:46/猩々 - 3
どんなふうでしたったって
動物が尻尾を掴まれるように
血管が小さくなって破けるように
唐突に銀の輪は私を捕らえて
人生は色を滲ませ始めるの
くるくると回る絵巻が囲うような生活
音を上げたり、嬉し涙を流す間もなく
いつの間にやら人形になっていた様で
始めは飽きたり、疲れたりそりゃ
でもね違う、人は生きていて
それだけでいいの
よくいうことだけど、幸せは
本当にそこら辺へ転がっているから
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