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詩送り  作者: 猩々飛蝗
45/545

2019/05/14 21:32/鷦鷯飛蝗

ぼん、ぼんぼん、ぼんつぼん

深い夜空の緋の果て

森の最中のサメと屋根


もん、もんもん

と垂れこめる雲、まだ高く、圧さず

湿度がまとわりついて躰は錆びていく

寂びて、黴ていく


ぼう、ぼうぼう、ぼうつぼう

遠く竹林鳩の啼く

深く泥濘(なずみ)にモグラ鳴く


掘りつくして浅く

気にしなくて(から)

腐肉を貪っては内から発酵を試みる


身体はぎゅんぎゅん回っていて

水分の回転は身体自体を削り取る

窓の向こうは窓の外

誰でも知ってる窓の外

僕の知ってる僕の家


ここだけつながる僕の家

帰れない、眺めるだけ

もう無くした、そう思ってた

そう思うことにした


世界は窓で、窓の曖昧な反射が自我だとか、君は言ってたね

ガラスは錆びないからお気に入り、君と僕との、お気に入り


違った?

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