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詩送り  作者: 猩々飛蝗
33/545

2019/05/09 17:24/鷦鷯飛蝗

乱立するベジエが緑を敷き詰めていく

ルリイロアゲハの夜明け

この曇天が心地よい

この鬱屈が清々しい

無気力のまま沈んでいよう

四肢の端から虚脱しよう


藤棚から漂って脳まで響き渡る厭の香に

呼吸を奪われて

吸いきれない意図と

吐ききれない身体が

齟齬にやるせなく悶えて

震え続ける

焦がれ続ける


水音もなく

澱んだ風呂桶の縁

外れなかった角の窓


濡れそぼつに任せて

搾られるに任せて

虚ろな瞳のままで


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

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