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2019/04/21 23:38 /鷦鷯飛蝗
風が騒いでいる
「大丈夫ですか」
なんて言葉の無意味さを、噛みしめながらそれでも投げかけてしまう
答えも大抵決まっていて、それだって相応に無意味だ
星が乾いていく
「君はどうしたいの」
今更聞いたとて何もできないのに呟いてしまう
優しさを装って僕は何がしたいんだろうね
波に乗せて、ただ花に厭けたらと、涼やかに流した君の、声の、響きの、震わせる僕の肩の、違った、ちがくて、これは、いつだって会えるって、それはいつも会える今と全然話が別なんだって、だってそういう哥なんでしょう