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2019/05/07 20:15/鷦鷯飛蝗
植物由来の塵芥、漂って、浮かんで、たまには落ちて、僕の鼻をこしょこしょ擽って、髭の端に絡まって、昨日切り忘れた髪に纏わりつく
あれは何?
わからないね
わからないから こわいね
わからないからうつくしいんだね
こわいから うつくしいんだよね
竹林、陽翳がちらつく
この手にしがみつくビニール袋に
あなたを感じてしまう春の日
不在がうるさいくらいに残滓を掻き立てる
舞う正体不明の繊維粉が違和感を掻き立てる
なんだっけ
なんでもないんだね
なんでもないならどうでもいいね
回す鍵の軋みに感じるのはわたしの時間じゃない
そんなものは感じたくないので
このアパートの築年数を思い浮かべる
計算は実のところ連想、追憶であって、やっぱりわたしの時間を掘り起こす
あなたと過ごした時間を引き算し始める
鼻が蠢いて、すべてを忘れさせてくれた
思い出させるだけ思い出させて、忘れさせた、ちらちら舞い散る繊維粉とわたし




