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2019/06/07 0:18/鷦鷯飛蝗
固着した炎熱が
蜻蛉喰らって説き伏せる
茹だりそうな
ギリギリのぬるま湯
プールの塩素臭が鼻をついて
忘れたかったはずの時間
埋めたかった隙間
暮れないままの空で
いつまでも居れたらって
君と
二度と笑いあえやしないなんて知らなかった
いっそ
要らないなんて言えたらって
バカは俺だ
すえたような思い撒き散らして
壊れたような自己吹き散らして
泣いたことでさえ忘れて
知らなかったなんて平気で今更叫んでみる
誰も、誰も見向きもしない、しないで、しないでくれ
お願い、だから……




