汚物は消毒!?
ひさしぶりに腹いっぱい水が飲めたことに満足する俺とミルー。あと犬。
どうやらこの犬は襲ってくる感じがしない。犬のキモチを愛読していたわけではないのでわからんが、そんな気がする。
そもそも襲ってくる気があったなら、遭遇したときに殺れてたと思う。
犬がスンスンしながら近づいてきた。そして唸る犬。もうそうゆうのやめてほしいビビるから。
「グルルルル…わんっ!」
鼻先で小川に押し込まれ両前足で跳ねるように洗われる俺。重すぎて痛いとかはないが、重いから抵抗できずに洗われる。
溺れる深さではなかったので窒息しそうとかはなかったが色々大変だった。主に片足が股間の上で跳ねたときは逝ってしまいそうになった。
ひとしきり洗い終えて満足したのか洗濯はおわった。頭の先から足先までずぶ濡れである。
しかし所詮は犬コロの前足、いまいち汚れが落ちてないわ。ざまぁ。
また悪魔(犬)がスンスンしながら近づいてきた。
「ははっ、殺れよ」
もっかい洗われた。あとミルーが笑顔で水がかけてきたけど遊んでるわけじゃないんですよ?。
犬がミルーまで洗おうとしたので流石にストップしてもらった。この犬賢いわ。
んじゃミルーの服や体を洗うか。決してやましい気持ちがあるからではない。
服を脱がそうとすると真っ赤になって抵抗するミルー。そして、襲い掛かってくる棒。
倒れこむ俺。フフフ、ちょっと待ってほしい。
「異議あり!やましい気持ちがあるわけじゃなく普通に洗おうとしただけだ!」
棒にキレる俺、今年28歳になったばかりなんだが大丈夫だろうか。
結局、棒は洗えないってことでミルー含めて相談した結果、頭と背中は俺が洗って、前は本人が洗うこととなった。
頭に水をかけて洗っていく、きれいな緑色になってく。つかパンツ穿いてなかったんやな、そりゃ恥ずかしいわ。ノーパンの文化でもあるのだろうか。夢が広がる。
自分のシャツをタオル替わりにゴシゴシ洗っていく、すごくガリガリで折れてしまいそうだった。
これからは、いっぱい食べさせてあげようと決意した。
ミルーの服を水洗いでゴシゴシしてるけど、すんごい汚れだった。一生懸命キレイにしたら立派な袋になった。乾かそう。
さて次は自分の番だ。
正直フル〇ンで洗濯してもいいかなって思ったけど、恐ろしいのは、あの棒だ変に倫理感あるから急所殴打なんてされたらたまったものではない。
仕方なくパンツ一丁で体を洗って洗濯をした。
一通り洗い終えた頃、ミルーが河原で焚き火をして狼の肉を焼いててくれた。
ミルーできる子。
食事を終えて服を乾かし終わったら、疲れていたのか俺とミルーは犬に寄りかかって眠っていた。