第1話 板東先生登場!!
漫画のような小説です。とても小説とは言い難いかもしれませんが,是非読んで下さい。
第1話 板東先生登場!!
これは,タケシのクラスで起こった物語である。
朝,タケシの教室に見知らぬ人が入ってきた。その人はウルトラマンのコスプレをしていた。
タケシ:(誰だお前!?)
板東サトシ:俺の名は「板東サトシ」。みんなヨロシクな!!
すると,教室の中がざわつき始めた。
タケシ:(いや,あんた誰ですか!?俺らの担任の先生は!?)
板東サトシ:お前らの担任の先生は,昨日死んだ。
タケシ:(マジで!?)
板東サトシ:つーわけで,今日からお前らの担任の先生は俺だ。ヨロシク!!
タケシ:(なにぃいいいいコイツが!?最悪!!)
すると,生徒の1人が手を挙げた。
生徒A:あのー。僕らの先生が死んだ原因を教えてください。
板東サトシ:だまれ!!
タケシ:(ええー!?教師が先生に向かって「ダマレ」かよ!!)
板東サトシ:俺はなあ,朝っぱらからトラックに荷物を乗せて山に埋めてきたりして,色々と大変だったんだぞ!!少しは気をつかえ!!
タケシ:(確実にお前が殺してるだろぉおおおおおおおおお!!)
板東サトシ:おっと。そういや自己紹介がまだだったな。
すると板東は,黒板に文字を書き始めた。
名前:板東サトシ
住んでいる県:名古屋県
住んでいる場所:風呂
好きな食べ物:ナポレオン
出身大学:東大
タケシ:(コイツ絶対頭悪いだろ!?つーか東大出身って絶対嘘だーーー!!)
板東サトシ:よーし。何か質問はねえか?
すると,生徒の1人が手を挙げた。
生徒B:先生,「住んでいる県が名古屋県」ってどういうことですか・・・?
板東サトシ:はあ!?お前名古屋県も知らないのか!?頭悪いなあオイ!!
生徒B:いや,名古屋は「あくまでも市」です。県ではないです。
板東サトシ:悪魔でも死?お前結構残酷なこと言うんだな。お前の第一印象最悪だな。
タケシ:(お前が言うな!!)
板東サトシ:さ,他に質問のあるヤツはいねえか?
すると,生徒の1人が手を挙げた。
生徒C:先生,「住んでいる場所が風呂」って,ホントに風呂で生活しているんですか?
板東サトシ:お前は甘いな。風呂に入ることを何と言う?
生徒C:え?入浴ですけど・・・。
板東サトシ:フフフ。入浴・・・ニュウヨク・・・ニューヨーク・・・。
タケシ:(クイズやるんじゃねえええええええええええ!!)
板東サトシ:さ,もう質問はねえか?
すると,生徒の1人が手を挙げた。
生徒D:先生,「好きな食べ物がナポレオン」って・・・。ナポレオンは人間ですけど・・・。
板東サトシ:はぁあ!?お前ナポレオンも知らねえのか!?
生徒D:いや,知ってますけど。
板東サトシ:ったくこのクラスの連中はレベルが低いなあ。仕方ない,教えてやろう。ナポレオンってのはあれだよ,あれ。スパゲティの。
タケシ:(「ナポリタン」と間違ってるーーーー!!)
生徒D:先生,それってひょっとして「ナポリタン」なんじゃ・・・。
板東サトシ:えっ!?
クラス全体が静まりかえった。
板東サトシ:ナポリタン・・・?な,何を言ってるんだい君・・・?お,俺は,ちゃんと,ナポレオンを食べたんだよ・・・。
タケシ:(図星だーーーーーーーー!!)
生徒D:でも,ナポレオンは200年前に死にましたよ,先生。
板東タケシ:フフフ,そう・・・。俺は200年前にナポレオンを食べたのさ・・・。
タケシ:(往生際が悪いなコイツ・・・。)
生徒D:いや,それじゃ先生は今200歳を超えてることに・・・。
板東タケシ:だまれ!!帰れ!!
タケシ:(お前が帰れ!!)
こうして,板東タケシとの学校生活が始まったのであった・・・。第2話に続く!!
第2話はまたいつか更新します。