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よろしくお願いします。
朝になった。
朝ごはんを食べに行った。ここの宿屋のおばちゃんのご飯はとてもおいしかった
その後、俺は昨日のうちに準備しておいたものを確認した。
まず、食料とテント、ナイフ、ポーションなどといった冒険に必ず必要なもの。これらは、道具屋で冒険者セットとして売っている。
今回は一応テントを2つ用意した。男女が一緒に寝ることはできないためだ。特に貴族の女性はいろいろと面倒だ。用意したテントは、高級品の魔導具の魔導バッグ(グレードが一番下の物なのであまり入らない)と呼ばれるものに入れた。水についても多めに用意した。これで日用品関係の持ち物の確認はいいだろう。
次に、装備の確認だ。剣については自分で手入れをしている。俺の剣にはエレメントがついているためそこらの鍛冶屋では修理する事はできないだろう。エレメントは魔石とは違って属性があり、魔物から採れるのではなく、ダンジョン内で見つかったり、魔力の濃い場所で見つかりやすいといわれている。
要するに、エレメントは魔石と比べて珍しいということだ。
防具は、素早く動くために重い鎧はなるべく着ないようにしていて、着けているのは胸当てと籠手くらいにしていた。そして、その上にロングコートを着ている。下は、ズボンとブーツにしている。
着替えを終えた俺は荷物を持った。
そして、宿屋のおばちゃんにお別れを言った。
宿を出た後は、待ち合わせ場所のギルドに行った。
待ち合わせ場所のギルドに着いた。
中に入るとあのメイド服の女性がいた。
「おはようございます、レントさん」
「おはようございます。昨日聞きそびれたので、名前を伺ってもよろしいですか?」
「失礼しました。私はルイエント公爵家のメイド、エルレインと申します。今日からお願いいたします」
そういってエルレインさんは、頭を下げてきた。
「エルレインさん、そろそろ馬車のところに案内していただいても?」
「はい、分かりました。それでは、ついて来て下さい」
ギルドから出て街の出入り口のところまで来た。
ここには行商人たちの馬車が多くあった。
俺たちは、その馬車の一つに近づいた。馬車には、たくさんの積み荷が見えた。
そこでは、この馬車の持ち主と思われる男性の行商人が話していた。
俺たちに気づいた行商人がこちらに来た。
「エルレインさん、彼が冒険者の?」
「はい、そうです」
エルレインさんは、頷いた。
「私は、冒険者のレント・メイビスといいます。今回の護衛依頼を受けました。よろしくお願いします」
「おぉ、貴方がそうでしたか。私は行商人をしております、ハルバナルといいます。ルイエント公爵様には懇意にさせてもらっています。こちらこそよろしくお願いします」
行商人のハルバナルさんが握手を求めてきたので手を握った。その後、馬車の方に行き中の人に声をかけた。
「お嬢さん、来たようですよ」
「わかりました」
そういって中から現れたのは銀髪の美しい少女だった。
「私は、イリカ・フォン・ルイエントといいます。貴方が、レント・メイビスさん?」
「・・・」
彼女は少し高圧的だったが、俺は彼女の美しさに目を奪われてい言葉を発せなかった。彼女は美しい鎧を身に纏っていたが、彼女の美しさはそれ以上だった。
「どうしましたか?」
彼女は首を傾げた。
俺は、彼女のその言葉で現実に引き戻された。
「いえ、失礼しました。お貴族様とお話するのは初めてなので緊張してしまいました。私がレント・メイビスです」
「貴方は、いえ、今回はよろしくお願いします」
「そろそろ、出ますので、さっ、乗ってください」
俺たちは、馬車にのった。
「出してください」
ハルバナルさんのその言葉で、御者が馬車を走らせた。
街を出た後はなにもなく順調に進んだ。
帰らずの森に近づいてきた。ここら辺からは、道が整備されていないのでここからは馬車で向かうことはできない。
俺たち三人は、馬車を降りてハルバナルさんにお別れを告げた。
ハルバナルさんは、ここから東にあるエイガンルに向かうそうだ。
「ギャ、ギャ」「ギャャ、ギャ」
「ギ、ギ」
《ゴブリン》三体現れた。
俺は、剣を抜いた。
「それでは、いきます」
軽く走る。
剣を振る。横に一閃。
現れた《ゴブリン》は、三体だったため戦闘はすぐに終了した。
帰らずの森の中は、昼間でも少しだけ薄暗かった。
さすが帰らずの森といったところだ。大きな木の根とががあり、盛り上がっているため足場がとても悪い。しかし、メイドのエルレインさんは、大丈夫そうだ。
お嬢様の方に目をやる。
「イリカさんは、大丈夫ですか?」
呼び方は、イリカ様と呼んだらさんでいいといわれたため、さんにしている。
「はい、大丈夫です」
疲れてるようにも見えないため本当に大丈夫なのだろう。
周りが薄暗かっただけなのが、本格的に暗くなってきた。ちょうどテントが張れそうな場所があったため、ここで夜営の準備をする。
焚き火を行うために持ってきた木とテントを出した。
「それは、魔導バッグだったのですね」
驚いた雰囲気(彼女は、表情が変化しないので俺の想像だ)のエルレインさん。俺は軽く頷き、話を続ける。
「テントを二つ張ります。どちらか好きな方で寝るようにしてください。私が、片方使いますので」
「わざわざありがとうございます。こういった事情を踏まえてくださり助かります。たまに一緒に寝ようとする者がいるので」
そう言ったエルレインさんは、話を続けた。
「見張りについては三人で二人ずつ交代で行いたいと考えています」
「お嬢様も行っていいんですか?」
「大丈夫です。お嬢様は特別扱いが嫌いな方なので」
「分かりました。それでは、私が最初と最後に見張りを行うということで」
「お願いいたします」
エルレインさんは、俺が持ってきたテントを張り出した。
ありがとうございました。
誤字、脱字修正しました。
2018/3/1アイテムバッグについて追加しました。
3/4アイテムバッグから魔導バッグに変更しました。




