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よろしくお願いします。

 旅に出てから五年くらいたち、俺は、十五歳になっていた。


 そして、現在━━━



 ━━俺は、冒険者になっていた。


 冒険者とは、冒険者ギルドに所属し色々な依頼を受けて、そこから得た報酬で生活する人達のことだ。ギルドに所属する人達にはギルドランクというのがあって、下のランクからF、E、D、C、B、A、S、Lとなっている。


 俺が冒険者になったのは二年前だが、現在のランクは、Bとなっている。たった二年でBランクというのは、凄いことらしい。世界に数人しかいないSランカーに匹敵するランクの上がりかただそうだ。ちなみに現在の最高ランクはSランカーでLランカーはいないらしい。


 今の俺は、ソロの冒険者として活動している。一緒に旅していたじいちゃんは、二年くらい前に別行動すると言ってどこかにいってしまった。

 じいちゃんがどこかにいく前に冒険者になれと言ったため、それに従い冒険者になったが、最初のころはじいちゃんがいなくなったため、いろいろと苦労した。

 じいちゃんに頼っていた俺は、低ランカー用の薬草採取の依頼ですら満足にこなすことができなかった。しかし、事前に調べたりすることによって足りない知識と経験を補った。そして俺は、護衛依頼などを受けたりできるようになった。


 ***


 俺が、《オーク》の群れの討伐を終わらせてイルサにあるギルドに入ると何だかいつもとようすが違った。騒がしいことには変わりないのだが。

 受付のところに人だかりができているようだった。


「レント・メイビス・・・・)さんに用があります。呼んでもらえますか?」


 この声は、女性の声だ。そして、苛立ちが混じっているようだ。


「ただいま、依頼を受けていておられません」

「そう、いつぐらいに戻ってこられますか?」

「こちらではわかりません。ですが、オークの討伐を受けていらっしゃる様なので今日中には戻られるでしょう」

「そう、なら待たせてもらいます」


「ちょっとすみません」


 俺は、人だかりのなかを進んだ。周りからは、美人だという声が聞こえる。

 受付の前にでると、メイド服の人が見えた。黒髪の女性だ。おそらく噂の女性だろう。だが、クエスト完了の報告を優先することにした。


「クエスト完了の報告をしたいんですけどいいですか?」


 ギルドカードを提示しながら、受付嬢に聞く。


「あ、レントさん。お帰りなさい。今回のオーク討伐はどうでしたか?」

「オークが十体と聞いていたが十五体いた。それに、オークナイトがいた」


 この発言に周囲がどよめいた。


「アイツ、ソロで十五体も倒したのか。やべえな」

「それにオークナイトも居たらしい」

「やべえな」


 普通は、パーティで討伐する量を一人で討伐したと言ったためまた周りが騒がしくなったのだろう。

 こんなに魔物を倒したのはじいちゃんがいたとき以来だった。

 報酬も貰い立ち去ろうとすると、近くにいたメイド服の女性が動き出して俺の方に近づいてきた。


「貴方がレント・メイビス・・・・)さん?」

「ええ、私がそうですが。御用があるようで?」


 普段とは違い丁寧に話す。


「レントさん、あなたは腕がたつようですね。そんなあなたにこの依頼を受けてもらいたいのですが」


 そういって見せてきたのは護衛依頼書だった。

 護衛依頼書の内容は、簡単にすると貴族様を学術都市メルガリアまで連れていくから護衛しろというものだった。メルガリアまでは普通ならば、ここハイケン子爵領から隣のフルファ男爵領、レイハット伯爵領...というように馬車でいけるルートを通って行くのだがこの依頼のルートは違った。帰らずの森と呼ばれる森を通るルートを選択しているのだ。速くメルガリアに着くためには帰らずの森を通る方が距離的には近い。だが、危険度が違うのだ。その名のとおり、入れば出られないといわれている。が、ある程度の実力者であれば通れるらしい。今回は森の浅いところを通るみたいだ。そして、この依頼は、ルイエント公爵家からの依頼となっていた。


 俺は普段こういった挑戦するような依頼は受けることがない。俺に回ってきたのは、ここにいる冒険者の中では俺が一番ランクが高いからだろう。そういった結論に達した俺は受付嬢を見る。

 受付嬢は頷いた。

 やはりそうらしい。まあ、こういった依頼をこなすとランクが上がりやすいから悪いわけではない。それに報酬も良いみたいだ。

 だから、俺は受けることにした。


「依頼を受けることにしますが、私一人ですがいいのですか?」

「質問に質問を返しますが、貴方に自信はおありですか?」


 メイド服の女性が挑発ぎみに返してきた。

 俺は、メイド服の女性に手を差し出した。メイド服の女性は、それに答えるように俺の手を握った。普通のメイドとは思えないほどの手だった。


「それでは、明日ギルドに集合ということでお願いいたします。馬車についてはこちらで用意しているので」

「分かりました」


 そして、メイド服の女性は立ち去ったのを見てから、俺は、合図した受付嬢の方に向かった。


「あっ、レントさん。依頼の受注ですね」

「依頼の受注ですね、じゃねえよ。ルリア、どういうことだよ」

「いやー、大魔法師のお孫さんなら、受けてもらえるかなと思いまして。それに現在のこのギルドの最高ランクはレントさんじゃないですか。今日も、オークの討伐こなしていたんですし、ね」


 にこやかにいう受付嬢のルリア。

「依頼人、お貴族様だし、しかも公爵家からだぞ」

「まあ、頑張って下さい。これで依頼の受注は終わりました」


 といい、依頼書を押し付けてきた。

 言いくるめられてしまったが、仕方ない。それに受けることを決めたのは自分だ。俺は準備するためにギルドから出た。


 

ありがとうございました。

少し書き足しました。ギルドランクを追加しました。

ギルドランクについて変更しました。

9/22メイドさん帰宅後の話を追加しました。

10/9年齢変更しました。

2018/2/18オークメイジからオークナイトに変更しました。

3/11追加しました。

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